施設警備員は基本的に残業の無い仕事だが元々の業務時間や拘束時間が長いので意味が無い様に感じる

施設警備の仕事の多くは、残業の無い現場が多いと思われます。施設警備の仕事に限らず警備員の仕事は、時間が来れば次の警備員へと交代する事で仕事が引き継がれていく場合が多く、よほど遅刻や突然の欠勤が無い限り、定刻通りに仕事を終える事が出来るのです。しかし、警備員の現場での勤務時刻が長ければ、残業が無いと言っても結局、長時間職場に拘束されるという事には変わりがないのですがね。

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残業の無いクリーンな仕事

警備業の仕事の多くは残業の無い現場が多いと思います。

それは警備という仕事が、一つの仕事を次の警備員へ引き継いでいる為に、残業する必要が無いのです。

 

突発的な事案対応などを除いて、警備員は時間が来れば次の交代要員の隊員さんが出勤してくるので、時間が来れば帰宅できるのです。

今までの現場の仕事もすべて、交代の警備員さんが出勤してくるので、それまでの業務の引き継ぎをすれば、定刻通り帰る事が出来ました

 

警備員の仕事をする様になる前までは、警備員のような仕事は会社にこき使われるだろうから、残業させられたりするんだろうな、という印象でした。

警備員になる前までの仕事では、残業なんて当たり前にあったので、警備員になる時もそれなりな覚悟をしていたのです。

 

しかし、実際に警備の仕事をする様になって、まさか警備の仕事の方が残業の無いクリーンな職業だったとは思いもしませんでした。

施設警備員は拘束時間が長い

そんなクリーンな仕事と驚きはしましたが、実際働いてみると、警備員として働いている時間は意外と長かったのです。

通常8時間労働が普通だとすると、施設警備の仕事として大型商業施設に配属した時は、日勤で14時間、当務の場合は24時間は現場に拘束されました。

 

待機時間や仮眠などがあるので、ぶっ通しで働くわけではありませんが、12時間以上帰る事が出来ない、というのは慣れない人にとってはツラいものがあると思います。

これは警備業の中でも施設警備が特殊なのか、交通誘導警備はもっと少ないのか分かりませんが、個人的にも長いと思いました。

 

まあ、その分給料も多くもらえますが、人によっては体を壊してしまうかもしれませんね。

更にこの勤務に夜勤が入って来ると、ダメージは相当なものです。

 

施設警備の仕事は、勤務時間や拘束時間が長いんだ、という事を把握しておこないと入社してから「こんなはずではなかった」という事にもなりかねません。

遅刻や突然の欠勤のダメージは大きい

一応、警備員は交代する隊員さんが出勤してくる、という事になっているので残業が無いという話になっていますが、残念な事に必ず出勤してくるとも限らないのです。

もし交代の警備員さんが遅刻をしたり、突然欠勤したりすると交代する事が出来ず「残業が発生する」可能性が出てきます。

 

社会人でも遅刻をしたり、突然欠勤するなんて事は無い話ではありませんよね。

警備員も同じ様に、時には遅刻をしたり予定外の欠勤をしたりする事はあります。

 

ただし、普通の社会人と違うのは、誰かが遅刻や欠勤をしてもその人の代わりに残業を強いられるという点です。

警備以外の会社では、遅刻や欠勤で関係の無い人が残業になるという事は、全くないわけではないでしょうが稀だと思います。

 

そして、出勤予定の警備員さんが突然遅刻したり欠勤したりすると、他の隊員へ連絡して代わりに出勤してもらう、という時間がありません。

そうなると、どうしても今まで働いていた警備員さんに、そのまま残業をお願いするしかないのです。

 

以前からお話していますが、警備員は勤務のポストに人がいないからと云って穴をあけると、契約不履行として損害賠償を訴えられる可能性もあります。

もっと酷いとその物件の契約を解約させられてしまうなんて事も。

 

そうならない様に、遅刻や欠勤があった場合、他の警備員さんにためる状況でないとなると、今まで勤務していた警備員さんがそのまま残業となるのです。

会社の為に、また仕事に間に合わなかった隊員の為に、残業をするのです。

 

これほど理不尽な事はありませんよね。

一見、警備員は残業の無いクリーンな仕事と云ってはいますが、残業が全く無い訳ではないのです。

 

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