私が商業施設にいた頃は、清掃班の人や設備担当の人たちの名前をほぼ全員把握していました。しかし今の現場では、設備員は9割くらい、清掃班に至っては半分くらいしか名前を知りません。なぜこうも違うのでしょうか・・。
商業施設にいた頃は、設備も清掃も警備と連携して業務を回していました。
店内で清掃が必要な場所があれば警備員から清掃班を呼んで清掃をしてもらったり、店内設備の不備があればまたこれも設備の方に来てもらったり・・。
警備員の一日の業務の中に密接にかかわりがありました。
連携して仕事をするので自然と名前を覚えますし、清掃班のお姉さん(平均年齢60歳)から差し入れなんかも頂きました。
しかし、今の現場ですと業務の連携はほぼありません。
全てクライアント経由での報告になるので、清掃や設備班が何名くらいいるのかさえ知らないのが現状です。
責任者同士はさすがに愚痴が言えるくらいには見知っていますが、他の担当者さん迄は顔は知っていても名前までは知りません。
まあ、この現場だから成り立っている事ですが、普通はこの3つの部署は必ず連携してると言って良いでしょう。
たまに誰々が辞めたなどの話を後になって聞いて、責任者の方から
全然人が入ってこないからお互い大変ですね・・・
という話になります。
そう、この3つの部署は今のご時世人手不足な職業なんです。
お互い顔を合わすたびにその話になります。
この3つの職業に限って言えば設備系が一番まともかもしれません。
手に職の付く仕事になるので、ある程度つぶしが聞くのかな・・
地域性や都心部か田舎かで条件が変わるかもしれませんが、このエリアに限ってはいづれも万年人手不足です。
さいごに、警備・清掃・設備はお互いが協力しないと施設がうまく回らないのは間違いないので、相手を下に見るのではなく助け合いの精神で臨みましょう。
その為には名前を覚えるという事は重要です。