施設警備員は現場にもよりますが、色々な労働時間があります。日勤の場合の多くは8時間。夜勤であれば8~10時間程度。当直勤務になると24時間など、現場によって変わります。施設警備員になろうと求人を見た時に色々な労働時間が掲載されていますが、この時に自分が希望する労働時間で働けるか分からなかったりします。面接時に希望通りの労働時間を聞き入れてもらえれば良いですが、警備会社側としてはオールマイティな労働を期待していたりもするのです。
施設警備の様々な労働時間
施設警備の勤務は、日勤、夜勤、当直勤務などがあります。
これらは代表的な働き方なので、もしかしたらもっと別の勤務もあるかと思います。
今回は、この代表的な働き方を比べていきます。
施設警備の現場にもよりますが、日勤と夜勤、そして当直勤務は厳密には同じです。
大きく分けると、24時間の当直勤務を日勤と夜勤に分けているといえば分かり易いかと思います。
日中の勤務の日勤、夜中の時間の勤務の夜勤。
これに仮眠時間を足せば、当直勤務になるという事です。
仮眠時間が約4時間と休憩時間が約2時間で合計6時間プラスになるので、日勤の労働時間と夜勤の労働時間を足せば24時間になります。
日勤も夜勤も基本的には8時間労働ですが、休憩時間を1時間足す事で9時間拘束になり18時間プラス、6時間で24時間になる計算です。
現場によっては日勤や夜勤が残業込みの労働時間になっている所もあるので、12時間以上拘束されるなど、拘束時間が9時間とは限らなかったりしますがね。
そんな労働時間で、自分が警備員になろうと思った時、どんな働き方をしたい、と思うでしょうか。
希望した通りの労働時間で働けるか
今この回答を聞かれたら、間違いなく24時間拘束の当直勤務一択ですね。
24時間働いた翌日は、丸々お休みです。
勤務体系にもよりますが、1か月に職場へ出勤する回数も10数回で済みます。
普通の会社員が1か月に20日近く出勤する事と比較すると、半分近くの出勤で済むのは魅力的だと思いませんか。
初めて警備員になろうと求人を見て面接へ行った時は、どんな働き方でも良かったと思っていました。
会社側の都合もあるでしょうし、まだ警備員の日勤や夜勤、当直勤務というものを詳しく知らなかった、というのもあります。
逆に、夜勤だけの勤務で働きたい、と思っていたのにいざ入社したら、夜勤だけでは済まなかった・・という事もあるでしょう。
面接の時にどの様な説明を受けたかは分かりませんが、恐らく会社側は、入社する人には、どんな勤務でも入って欲しい、という思いが強いと思います。
ただでさえ人手不足で、勤務を選んでいる場合でないのに
「昼間の時間は仕事に出られません」なんて言われたら現場のポストが埋まりませんからね。
だからと言ってせっかく面接に来てくれた人をお断りするわけにもいかないので、取りあえず採用して後で何とかなるだろう、と思っていたかもしれません。
警備会社側としての希望
会社側としては人手不足なので、一人でも採用して1日でも早く現場で働いて欲しい、と思っています。
面接の時に「夜勤の仕事を希望します」と言われても、働けるのであればとりあえず採用して後で何とでもなるだろう、なんて思っている警備会社も少なくないかもしれませんね。
営業所の人事の人から聞いた話では、応募があって面接をしても
「とても現場で働かせられない」
様な人材も少なくない様です。
警備員の仕事なんて大抵の人なら勤まる様なものばかりにも拘らず、それでも現場で働けないだろう、と思える様な人が来ると聞きます。
よほど色々な企業でお断りされて来たのか、よくもまあ今までその年まで人生やって来れたな、と思う様な人が大勢来るようです。
現場に配属されてくる人の中には、周りの警備員さんも「あれ?あの人なんかおかしいぞ・・」と思える様な人が来たりしますが、面接の時点でそれよりもヤバい人が来ると聞くと、相当な人なのだろうなと思えます。
一応、面接の時に警備員として勤まるか、という厳選をしていただいている様ですが、現場の警備員が知らない場所で、多くの人たちが面接でお断りされている事を知っておかなければなりません。
なので、面接の時にある程度働き方の希望を伝えてあっても、なかなか希望通りに行かないのだという事を理解(諦め?)しておかなければなりません。