施設警備員と交通誘導警備員、現職の警備員さんはなんとなくでもお分かりだと思いますが、どちらも同じくらいの人数がいます。これは私の体感ですが、どちらかと云うと一般の人から見ると施設警備員の方が交通誘導警備員よりも目立っていない様な気がするのは気のせいでしょうか。
施設警備は交通誘導警備よりも目立たない
施設警備員と交通誘導警備員は完全ではありませんが、ほぼ同じ人数の警備員といえます。
現職の警備員さんであれば、現任教育などで講師から聞いた事もあるかと思います。
しかし、警備員以外の一般の人からすると必ずしも同じ印象を持っているとは限らないかもしれません。
これは、警備員であるにもかかわらず私も同じ様な印象を持っており、見た目の印象から交通誘導警備員さんの方が多いと思われていると思うのです。
一般の人からの見た目の印象というのは、普段外出している時に警備員を見かける機会が、圧倒的に交通誘導警備員の方が多いからです。
統計としてはほぼ同数だというのに、交通誘導警備員の方が多いと感じる理由は、外の至る所で交通誘導警備員は仕事をしているからです。
警備会社は違えど、車で道を走っていても、自宅近くの歩道を歩いていても、目に留まる警備員は交通誘導警備員さんです。
特に年度末近くになると、それこそ至る所で工事が始まり、その工事現場では交通誘導警備員さんが車両や通行人の安全を守っているのを見かけます。
そういう意味では、一般の人は警備員と云うと交通誘導警備というイメージを持っているかもしれませんね。
交通誘導警備員が多いと錯覚する
施設警備員も交通誘導警備員も同じくらいの人数がいるというのに、なぜ交通誘導警備員の方が多くいるような錯覚を感じるかと云うと、やはり施設警備員は建物内にいる事が殆どだからだと思います。
施設警備員は建物の中の勤務が基本です。
そしてさらに、一般の人は施設警備員が勤務しているすべての建物に入るわけではありません。
オフィスビルでは関係者しか入る事は無いでしょうし、大学などの敷地内も学生以外の人が入る事もそう無いでしょう。
そう、施設警備員は思っている以上に一般の人の目に入る機会が少ないのです。
しかしその点、交通誘導警備員の勤務場所は外である事が多く、しかも外を通る人全ての目に留まります。
同じくらいの人数がいても、多くの一般の人の目に留まるのは交通誘導警備員なのです。
そうなると、施設警備員よりも交通誘導警備員の方が「警備員らしい」という印象を持たれてしまうのも無理はありません。
しかも、施設警備員はぱっと見で施設内で勤務している所を見かけても、警備員とは見えずに、その施設の従業員、と勘違いされる可能性もあります。
警備会社によっては「警備員っぽくない制服」で勤務している警備会社もあるでしょう。
個人的には、あの警備員の古臭い格好はあまり好きではないので「警備員らしくない制服」というものに非常に強いあこがれを感じますがね。
交通誘導警備員さんに期待される事
一般の人から見ると、交通誘導警備員は「警備員」という印象が強いとなると警備業界としては、警備員の印象を悪くしない様にして欲しい、という思いもあります。
全ての交通誘導警備員さんが悪いわけではありませんが、聞くところによると、中にはあまり通行人に良い印象を与えていない警備員さんもいるようで、そのような悪評が増えると
「警備員はやはりダメな人の集まりだ」
なんていう悲しいレッテルを張られてしまいます。
別に警備員の代表だなんて思っていない、という意見もあるでしょうが、一般の人からは、警備員といえば交通誘導警備員さんが一番身近な人になると思うのです。
自分の警備会社に迷惑を掛けるから、という理由で仕事をする以上にもしかしたら
「警備業界に影響をあたえているかもしれない」
と思っている以上に期待されているかもしれませんね。