警備員は業務中に事故に遭う事もあります。それがニュースとして全国に報道される事もあり、そんなニュースを目にすると同業者としても心配するとともに自分の現場で事故を発生させない様にする教訓にもなります。そんな事故ですが、施設警備と交通誘導警備とではどちらの業務が事故が多いのでしょうか。
交通堂警備の事故は車両事故が多いのか
個人的な感覚では、警備員の事故の報道は交通誘導警備業務の方が多い印象があります。
業務中に車両に巻き込まれたりとか、作業現場内で機材による接触事故などです。
業務柄、ごく近い距離で車両を扱う事も多いので、自分では気を付けていても向こうから事故がやって来る事もあったりし、仕事中は細心の注意を払う必要がありそうですね。
そういう意味では、施設警備よりも車による事故が多いという事で交通誘導警備業務の方が事故が多い印象があります。
また、テレビやネットなどのニュースでも車による事故に警備員が巻き込まれた、なんて情報をよく聞くので交通誘導警備業務の方が事故が多いと感じるのかもしれません。
施設警備では不審者による暴行事故か
施設警備員の事故のニュースと聞くと、記憶にあるのは不審者が商業施設内で刃物を持って暴れて、それを制止した警備員が負傷した‥なんて事案になります。
まあ、これに似た様な不審者がらみの事故はどこの施設でもあるのではないでしょうか。
あとは施設の金庫内の貴重品などを盗んだのが警備員だった、というニュースになります。
これは現役の警備員としては非常に情けない事件です。
本来、施設の財産を守るはずの警備員が、その財産に手を付けるという信用をすべて失う様な事件です。
この様な事件が無くならない限り、警備員の社会的地位は上がる事は無いでしょう。
それを自ら貶める行動をしているので、同業としては非常に迷惑な話です。
それ以外の事故と言えば、巡回中に転倒したり、落ちている物に気付かずつまづいて足を挫いた、などという比較的小さな事故が多い印象です。
事故の規模も小さいので、テレビやネットなどのニュースに取り上げられる機会も少ない分、もしかしたら表に出てこないだけで全国的に見たら多いのかもしれませんね。
そういう意味では施設警備員の事故というと、実は多くの人の目に触れる事は無くても、小さな事故を取り上げたら多かった、という事かもしれません。
他の業種よりも事故遭遇率が高い
警備員は事故という事案と身近なものになります。
車の往来の多い場所での業務や、周りに危険なものが多い場所をとにかく歩き回る、など小さなものまで入れると毎日どこかで事故が発生しているといっても過言ではありません。
そういった事に気をつけずに「ボーッ」と歩いてケガをする警備員さんも少なくないと思います。
事故なんて自分が遭遇するわけがない、なんて思っている人ほど注意が必要かもしれません。
特に警備員は高齢の世代の人が多い業界です。
歩いているだけで何も無い所で躓いてケガをした高齢警備員さんも居ましたし、転倒しただけなのに骨折した人も居ます。
仕事中に事故を起こして入院し、その為仕事に入る事が出来ずに収入が無くなっては大変です。
毎日同じことの繰り返しの仕事が多いですが、常に事故が降りかかってくるかもしれない、という事を肝に銘じて業務に従事する様にしましょう。