若い警備員は高齢の警備員をバカにする事でお互いが対立を生む構造になっているというのは本当なのか

警備員は年齢の幅の広い職業です。下は18歳から上は上限が無いと言って良い位高齢の方が多くの現場で活躍しています。それほど年齢がかけ離れていると、時に会話や考え方がかみ合わない事もあり、お互いが距離を置く様になる事も。そんな時、若い警備員は高齢の警備員さんに対して「バカにした」様な態度を取る事で、若者と高齢者との間で対立構造を生んでしまうなんて事はよくある事です。

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若い警備員と高齢警備員が対立する

警備員は非常に幅の広い年代の人が、同じ現場で一緒になって働いています。

警備員の多くの人は、隊長や副隊長以外は階級は無く年齢に関係なくみな同じ一般の隊員です。

 

同じ立場の者同士が働いているので、業務の事で何か勘違いがあると言い合いになる事も少なくありません。

その様な状況になった時、年齢の離れた警備員さん同士だと、どちらかが歳のせいでやらかした、という認識で居る者もいるのです。

 

「歳を取っているから間違えたんだ」とか「若いせいで経験が浅いから失敗した」のだとか様々です。

若者が高齢者をバカにする理由

警備員同士で意見が合わなかったり、業務で間違いをしてしまった時など、比較的、高齢の警備員さんが失敗をしてしまう事が多い様に感じます。

覚える事が多く、つい学んだ事とは違う行動をしてしまったり、設備などの操作を習得する事が苦手で若い警備員よりも覚えるスピードが遅いなどです。

 

その様な時、若い警備員は高齢の警備員さんを「小馬鹿」にする者がいたりします。

自分とは同じ様に出来ないから、と出来ない者を下に見る態度です。

 

これは若い警備員によくありがちな態度ですが、決して褒められた事ではありません。

歳が違うというだけで、勝手な思い込みではなから小馬鹿にしたりするような者がいるのですが、その様な態度をしていては一緒に協力して働こう、と思えるはずもありません。

 

人間歳を取ると、若い頃の様な素早い判断や行動を取る事が難しくなり、若い人から見ると「動作が鈍い」「物覚えが悪い」「イライラする」と見えるかもしれません。

それが高齢警備員を小馬鹿にする事で、そう思われた高齢警備員さんは若い警備員に対し不快感を覚えてしまうのです。

 

今までの現場で若い警備員(50代以下)と高齢警備員(60代以上)でいがみ合っている警備員を何人も見てきました。

彼らはたいてい先の様な理由で揉めていたと思います。

 

お互いの年齢差を理解できない浅い考えを持つと、年齢の壁が出来てしまうようです。

ダメな人というのに年齢は関係ない

そもそも仕事の事で習得が遅かったり、行動の遅い警備員さんは高齢の人に限った事ではありません。

確かに高齢の人に比較的多いという傾向はあるかもしれませんが、若い警備員にも同じような人が居ない訳ではありません。

 

認知機能や瞬間的な適切な判断など、ダメな人は若い警備員にもたくさんいます。

そう、ダメな人というのに年齢は関係ないのです。

 

ここではいわゆるポンコツ警備員と呼んでいますが、ポンコツ警備員は年齢関係なく存在しています。

高齢警備員さんにポンコツ警備員に該当する様な症状が見られる事が多いですが、全ての高齢警備員さんがそうではありません。

 

年齢でお互いの印象を勝手に決めつけ、その様な目で見るのは自分の度量の小ささを露呈させるだけなので気をつけたいですね。

 

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