毎回周りにいる高齢者の警備員さんを見ていると、緊急時にダッシュで対応する事絶対に出来ないだろうな・・と感じます。これは歳を取れば誰でも体の衰えで若い頃のように動けるはずがないので仕方のない事ですが、警備員に求められているのはその緊急時での活躍なのです。
緊急時は走らないと間に合わない
警備員は緊急時に現場へ誰よりも早く駆け付け、状況を確認し対応しなかえればなりません。
それを踏まえてウチの現場の高齢者の警備員さんを見てみると、とても走る事が出来るとは思えないような歳の人たちです。
今警備業界は高齢者を多く雇い現場へ配属しています。
普段は何事もなく過ぎれば何の問題もないでしょうが、ひとたび緊急時になれば素早く現場へ駆けつける行動を求められているのです。
その時、隊を構成する警備員が全員70歳以上の警備員だったら、誰一人駆け足が出来るような人がいなければ、警備員に求められている迅速さを提供できないのです。
そんなお年寄りだらけな現場は今、どこにでもあるのではないでしょうか。
今後ももっと増える事を考えると、緊急時に走る事を必要としない、しかし現場へは急行できる、という斬新なアイデアが必要なのかもしれません。
意外と若い警備員も走れない
しかし、現場へ走って移動する事が難しい、のは何もお年寄りだけとは限りません。
若い警備員でも運動不足により、お年寄りと同様走る事が出来ないかもしれません。
30歳代の頃、私よりもさらに若い設備の人間と現場へ走っていく、という訓練をした事がありました。
当時はまだ体力の衰えをそれほど感じてはいませんでしたが、それでも現場へ到着するまでには思っていた以上に自分の体が衰えている事に気がつかされました。
日頃から、ダッシュで走る様な事を10年以上もしていないので、昔の頃と同じような体の操り方が出来ないのです。
ある意味、高齢者の方をとやかく言える体では無かったのです。
日頃から何かしらの運動を
高齢者の警備員の方に「体を鍛えてダッシュ出来るように」と過酷な運動を強いる事は無理でしょう。
命の危険がります。
しかし若い警備員なら恐らく可能です。
ぬるい現場で体重が増えた警備員なら、ダッシュ出来るような身体づくりは出来るはずです。
世の中ではこれからもっと高齢者の警備員が誕生するかもしれない中、少しでも歳の若い者がカバーできるようにする為に、日頃から何かしらの運動はしておいた方が良いと思います。
中には、高齢者でも稀い若い警備員と同じような身体の持ち主がいる事もあります。
ですが、警備員は隊で行動しているので一人の高齢者だけが身軽に動けても意味がありません。
若くても歳を取っていても、少しでも早く走れるような体力程度は身に着けておく必要はあります。