施設警備員が該当施設で大雨が降り駐車場に溜まった水を排水ポンプを使用して排水する作業

毎年、大雨が降ったり台風が近づいてくると思いだす事があります。それは排水溝に枯れ葉やゴミが溜まり、雨水が流れなくなり駐車場が水没するのです。その為、警備員が排水ポンプを使用して、開店前までに水を別の排水溝へと流す作業をした事がありました。

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大雨が降ると排水溝が詰まる

他の現場では経験がありませんが、大型商業施設勤務の当時、大雨が降ったり台風などが直撃すると、駐車場が水没する事がありました。

かなりの範囲で水没し、しばらくの間は水が引く事が無いので、開店前に水没を確認した時は、警備員が排水ポンプを使用して水を別の排水溝へと流す作業をしていました。

 

そもそも普段は駐車場内には落ち葉やゴミなどは目立つ所には無いのですが、大雨などが降ると見えない場所などにあるゴミなどがすべてその排水溝へと集まるので、詰まってしまうようです。

施設の作りとして傾斜がその排水溝一つに向かう様に作られているのも問題なのかもしれませんが、警備員がどうこう出来るわけではありませんので、雨が降ったら何も考えず排水ポンプの作業をするしかないのです。

警備員が排水ポンプを使用する

これって警備員がする事なの、と思うかもしれませんが、契約内に

「駐車場内における安全の確保」

なんて記載されていたら、この排水ポンプを使用して水を排出する作業も立派な安全の確保になるようです。

こういった契約書内の記載されている文面が、曖昧であるほどクライアント側には事が有利に進むようです。

 

とりあえず契約内容には記載されているので、警備員が作業するしかありません。

夜中に大雨が降った時などは、早朝に排水溝辺りを見回りして、水没していないか確認します。

大抵、そんな時は大小の違いはありますが、水没しています。

もし水没しているのを発見したら、急いで他の隊員にも声を掛け排水ポンプ作業の準備をします。

 

水没するというのは排水溝に枯れ葉やゴミなどが詰まっているのですが、警備員が出来る範囲では、そのつまりを取り除く事が出来ません。

早朝のために業者も来る事が出来ないので、警備員が水を別の排水溝へと流すしか手段がないのです。

 

作業自体は一度覚えてしまえばそれほど難しい事ではないのですが、通常業務には無い作業になるので、非常に厄介なものでもあるのです。

通常業務の妨げになる

施設警備員として通常行っている業務があります。

これは毎日決められた時間に〇〇の業務をする。

という流れになっており、この業務をやらなかったり時間がズレてしまうと、開店業務に支障が出たりするものもあります。

 

まあ、これらは施設によってやるべき事や時間帯によって何もする事が無かったりします。

しかし商業施設では、開店業務の為の準備が早朝にあったりするので、その業務を行わないわけにはいきません。

にもかかわらず、大雨が降って排水ポンプの作業が早朝に入ってしまうと、全ての業務の流れがくるってしまいます。

 

だからと言って開店業務の準備を後まわしにするわけには行かないので、この様な日はその日の当直勤務の警備員と、上番してきた警備員など総出で対応に当たるのです。

滅多に無い業務なので、個人的には珍しくて参加する事にあまり抵抗はありませんでしたが、警備員さんによっては面倒な作業と思う事でしょう。

 

夏の時期から、台風やゲリラ豪雨などが頻発するとまたあの現場では駐車場が水没して、警備員さんが対応に苦労しているかもしれません。

 

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