クライアントが不用心すぎる

現場によってクライアントの危機管理のレベルが全然違います。
ウチの現場のクライアントに限ってのことですが、以前から
「ここってちょっと危機管理が緩い現場だよね」
と思っていましたが、今回はその実力が大いに発揮される事があったんです。

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先日、この現場でイベントがあったのですが、屋外での受付場所テントを設営して準備も無事終わったと思ったら・・。

受付用の機械類(PCなど)や景品の一部が一緒に外に置いたままではありませんか。

さすがに不安に思った一部の事務の方が担当部署に確認をしたのですが、そのままで良い・。という回答を受けたらしく申し訳なさそうに警備室に来て

「出来る範囲で良いので一晩注意して見えもらえますか」とお願いされました。

そもそも特別な臨時警備員も居ない前日に、通常業務以外の仕事を任されてもそちらまで手は回せません。もちろん、その方は心配して動いてくれた方なので一方的に拒否するのも申し訳ないので

「うう、わかりました」

と出来る範囲で、ということで引き受けました。

確かに、一晩置いたままでもこの現場なら何も起きないでしょう。
それだけこの現場は平和なんですよ。でも万が一という事もあるので巡回の度に周りをうろつくようにはしましたが・・。

まあ、クライアント側も大丈夫だろうという何の根拠もない自信から置いたままという選択をしたのでしょう。それだけ平和というか緩い認識なんですね。

こんな緩い管理のクライアントですが、鍵に関しても同じような認識を持っています。

どこの施設でも工事業者の出入りがあると思います。状況によっては工事業者が鍵を使用するエリアを行き来する必要があった場合、通常は警備員を通して鍵の貸し借りをするのが普通だと思います。

もしくは臨時警備を立てて、警備員が鍵の開け閉めをする現場も普通にあるでしょう。

しかし、ここの現場はマスターキーを業者に直接貸してしまいます。

警備会社からするとあり得ませんよね。クライアントと警備会社とは鍵の管理について厳重に扱うよう指示を受け、または鍵管理簿を付けているところもあります。

外部の人間に貸す時はもちろん、クライアント側の従業員にさえ貸し出し時には記録簿に記入してもらっています。

それを警備員を通さずに、しかもマスターキーを工事期間中、貸すという驚きの行動です。

まあ、もし紛失問題があっても警備員を通していないのでこちらとしては平気ですが、マスターキーを貸し出す事の方が後々心配です。

こちらも今のところなんの問題もないので良いですが、あってからでは遅いですよね。

このように、クライアント側からすると大した問題ではないと思っているような事でも、警備会社(警備員)側からするともう少し危機管理を持って判断して欲しいと思います。

他にも気になる緩い対応があり、その度に提案という形で指摘はしているのですが、なかなか変更してもらえません。

その緩さが、この現場の警備員の仕事の負担の軽減になっている部分もあるので全く悪ではないのですが・・・。

 

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