退屈な現任教育をする警備会社

現任教育を受けた事がある人は分かると思いますが、毎回似たような内容の話であったりして、ついウトウトしそうになった事はありませんか。私が現任を受けていた時は、余りにもくだらなさ過ぎて寝そうになった事がありました。これは受ける側の姿勢の問題もありますが、実は講師の問題でもあるのです。

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警備会社によっては役に立たない現任教育をする

警備会社によって現任教育の指導の仕方が違うのだという経験をしました。

 

ある一方では、毎回警備員を育てる気の伝わる真面目な警備会社でした。

そしてもう一方では、ただ時間を持て余して、雑談になりがちな警備会社でした。

 

この正反対の両社の現任教育を受けて思ったのは、警備会社が警備員を育てようという気のある所と、雇って配属させたら後は知らん顔、といった違いがあるのだなと感じました。

 

警備員を育てようとする警備会社は、真面目にレジュメに沿った内容の講習をしてくれます。

過去の事案の紹介をしたり、その時どうしたらベストな対応が出来たか。

また、現任教育の度に小テストの様な事も実施し、現任教育に参加すれば少しづつですが警備員としての経験値が上がる気がしました。

 

そして、現任教育を警備員を育てる場として認識していない警備会社は、一応レジュメに沿った講習を始めるのですが、恐らく準備不足なのか何も用意していないのか、毎回同じ様な話になり、そして後半話が尽きると雑談に入りだします。

 

毎回同じ内容で、それほど興味もない様な雑談を聞かされていると、現任教育がだんだんと退屈なものになっていきます。

講師も「何か話すことないかな」なんて言い出し、自分は何しにここへ来たんだろうと思うようになりました。

現任教育が退屈になる理由

この様に現任教育が退屈になる理由の一つに、講師の準備不足や隊員を育てようという気が薄い事だと思います。

 

警備員は現場で育つもの

 

なんて考えているのか、余り現任教育に力が入っていない様に見えます。

教える側が真剣でないから、聞く方も楽しくはありませんよね。

 

そして講師の過去の現場の話を聞かされたりするのです。

一応、現場経験の話なので何となく為になる様な感じはしますが、現任教育を受けに来ている隊員さんたちも、現在進行形で現場で勤務しています。

似たような経験もあるでしょうし、それよりも過去にもっと大きな問題にも直面してきているかもしれません。

 

しかも、何度も同じ講師から現任教育を受ける事になるので、そのうち同じ過去の話を聞く羽目になり、退屈さに拍車がかかります。

要するに、講師の実力不足が原因で退屈になるのです。

退屈にならない様に積極的になる

現任教育が退屈になると眠たくなってしまう事もあるでしょう。

私も過去に現任教育を受けていた時に、何度かウトウトした事はあります。

今では施設1級の資格を取得しているので、現任教育を受けなくても済んでいます。

 

しかし、自分の警備会社の現任教育が退屈で寝そうだ、という人は困りますよね。

現任教育は受けなければならないが、あの退屈さは嫌だ。なんていう人にとって居眠りを防止できるようなおススメな方法があります。

それは

 

「自分で何か質問をいくつか用意して現任教育に臨む」

 

です。

現任教育は会社にもよりますが、講師が一方的に話す場合が多いのではないでしょうか。

学生の頃、先生が一方的に話すの聞いていて眠たくなるのと同じで、現任教育も受講側はただじっとして耳を傾けているだけです。

それでは眠たくなるのは無理もありません。

 

その為、ただ聞いているだけというのを防ぐために、現場で経験した対応で疑問に思った事や、解決しきれなかった事案を、講師に聞くのです。

現任教育はレジュメに沿って話が進んでいます。

そこで、自分の質問したい事案の内容と、話している項目が同じ時に聞けば関連性もあるので質問しやすいと思います。

 

現場働いていると、上手く行かなかった事案や、失敗した事案などあるはずです。

その話を現任教育の時に質問する、と決めておけば自分にも緊張感が生まれ眠気は無くなるかもしれません。

1日の現任教育の中で、2つ程度の質問を用意するだけでも十分でしょう。

 

結果、現場での対応力の向上と現任教育での退屈さは無くなると思います。

さすがの講師も指導する立場なだけあって、的確なアドバイスをもらえる事と思います。

せっかく警備員としての能力向上をする機会の場でもあるので、ぜひ有効に利用して欲しいと思います。

 

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