上司から叱られやすい高齢警備員と周りからも仕事を認められ尊敬される高齢警備員はなぜこうも違うのか

商業施設勤務だった当時、何人かの高齢警備員さんが居ました。その中でも仕事に関して毎回隊長に叱られている様な高齢警備員がいるかと思えば、隊長でさえも一目置いている様な頼りになる高齢警備員さんもいました。この両者は年齢もほとんど同じですが、周りから見られている期待度は全く異なります。

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よくられる高齢警備員

60歳も半分を過ぎた高齢警備員さんが施設警備員として勤務しています。

一応警備会社も定年制というものがあり、多くの警備会社では65歳を目安に定年制度を採用している事と思います。

 

しかし、現実は私の経験してきた警備会社でさえも、65歳以上の警備員さんを採用し続け、現場で働いてい貰っています。

中には半数以上が65歳以上の警備員、という施設警備も存在するくらいです。

 

そんな高齢の警備員さんが、第一線で大勢働いていると中にはポンコツ警備員とも呼べるような人もちらほら見受けられます。

過去に商業施設で勤務していた当時、65歳くらいの高齢警備員さんが、毎回業務の事で隊長や副隊長などから指導(叱られる)を受けていました。

 

まあ、確かに叱られる内容を聞けば「そりゃ叱られるでしょ」という様なミスばかりです。

施設警備員として普通に、そんな対応をしたら絶対にクレームになる、という様な事が多くあれほど指導を受けているのによく改善されないな、と思ったものです。

 

仕事は真面目に取り組んでいる様なのですが、どうにも警備員としての立ち回りや対応が普通の人と比べても上手く出来ず目立ってしまうのです。

頼りにされ尊敬されている高齢警備員

この警備業務が上手く出来ない高齢警備員さんと同じ職場に同じ位の年齢の高齢警備員さんがいます。

この高齢警備員さんは、警備業務を問題なくこなし新人警備員に指導するのも上手く出来ます。

 

教え方が上手いので、頼りにする警備員も多く新人以外の警備員でも業務の事について助言を求めるくらいです。

そして隊長も彼の仕事振りは認めていて一目置いているほどでした。

 

私も新人警備員の当時は、彼に色々と教えていただき、私がその警備会社を去るまでお世話になった人です。

そんな施設警備員として年齢も同じ警備員なのに、なぜこうも違いが出るのでしょうか。

 

詳しくは聞いた事が無かったので曖昧ですが、確か警備員歴もほとんど同じだった様な気がします。

同じ現場で同じ経験年数にもかかわらず、方やポンコツ警備員呼ばわりされ、もう一方は周りの誰からも尊敬される警備員

まあ、これは何も高齢警備員に限った事ではないのですがね。

知識と経験と的確な状況判断

同じ現場で同じ経験年数の高齢警備員さんが、なぜこうも違うのかという事について、今までの彼らの仕事を見てきたわけではないので何とも言えませんが、恐らくそれまで警備員としての業務の学び方仕事に対する姿勢が違うのではないかと思います。

 

ポンコツ呼ばわりされている高齢警備員さんは、仕事は真面目なのですが経験を次に活かす事や警備員としての業務向上に努めようという姿勢が見られません。

真面目というのも勤務中にだらけて居ない、というだけで「何かを積極的に吸収しよう」という意識はありません。

 

恐らく今までそんな姿勢で仕事をしてきたので、はっきりと差が出るほど経験の違いが出てしまったのではないでしょうか。

また、仕事の出来る高齢警備員さんの方は、常に新しい事に積極的人とのコミュニケーションを取るのも上手です。

 

あと警備員としてある程度必要だとされる事に「的確な状況判断」というものがあります。

これは何も必ず必要であるものではありませんが、これがあるか無いかで出来る警備員さんかそうでないかを判断される事が多いです。

 

緊急事案が発生している時に誤った判断や、警備員がオロオロしていては頼りにならないと見られてしまいますからね。

この二人の高齢警備員さんを見ていると、この様な違いが見られるので、同じ年齢でも同じ経験年数でもここまで違う警備員さんになってしまったのだと思いました。

 

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