施設警備員として多くの警備員さんと仕事をしてきました。業務をする上で防災センターや警備室などを利用していましたが、その部屋の中や身の回りなどみんなで利用する場所の清掃をしようとする人は数えるほどしかいませんでした。警備員という人は、自分から清掃をしようという気持ちを持たない人が多いのでしょうか
率先して清掃する人は1割程度
警備員として働いてきて、100人近い同僚の警備員さんと仕事をしてきました。
警備業界で働く人は、若い人から高齢の人まで年齢の幅の広い警備員が勤務し一緒に仕事をしています。
施設警備員は職場に警備室や防災センターなど勤務中はそれらの部屋の中で仕事をするのです。
特に当直勤務の場合は24時間その部屋を利用する事になります。
24時間部屋を利用するという事は、食事をしたりするのでゴミも出ます。
今まで勤務してきた現場では警備室や防災センターなどの部屋を利用してきましたが、職場によって清掃スタッフの人が警備室内の清掃をしてくれたところもあれば、警備員が自分たちで部屋の管理をする所もありました。
清掃スタッフが清掃していただける所はまだ良いですが、警備員が自分たちで清掃しなければいけない現場では、警備室内は汚くなりがちです。
過去に勤務してきた現場で、警備員が率先して清掃活動をしていたのは、100人近い警備員さんと出会ってきた中でも、1~2人いるかどうかという程度でした。
誰かがやるだろうという人任せ
多くの警備員さんと仕事をしてきて、警備室や防災センターなど、普段利用する部屋の衛星管理は、当番制にでもしないと部屋が汚くても清掃しない人が多い、という事です。
ゴミ箱のゴミを片付ける、床にゴミが落ちていたら捨てる、食べ物をこぼしたら後に残らない様にする。
これらはごく当たり前な事だと思いますが、この当たり前が出来ない人が多いという事です。
もしかしたら清掃スタッフの方が定期的に清掃に来ると思っているのか、誰かがやるだろう、と思っているのかもしれません。
人任せな人が居るから、自分が部屋を汚してもそのままにしてしまい、その様な感覚の人が多い現場では警備室内が汚くなるのです。
経験上、警備員の人は自分から清掃をする人が少ない様に感じていたので、清掃スタッフの人が警備室内を清掃をしてくれない現場では、警備員同士で清掃当番を決めて管理する様にしました。
当番で掃除をする事で、その現場で働くすべての警備員さんが「部屋を汚すと困る」という意識が生まれ、今まで清掃に関心の無かった人も気にする様になります。
清掃の当番制をするという事は、部屋をキレイにするのも目的の一つですが、一人一人に衛生管理を意識させるというもの含まれているのです。
自分たちが利用する部屋だからこそ
清掃スタッフの方が警備室内を清掃しない現場はもちろんの事、日ごろから自分たちが使用している部屋を自分たちで清潔に保とう、という意識はあって当然です。
警備員は比較的年齢の高めの男性が多いので、こまめに部屋をキレイにする、という意識の低い人も多いようです。
一人暮らしの男性もおり、自分の部屋を自分で定期的に清掃している方も見えると思います。
しかし、この場合は自分一人しか住んでおらず、汚したのは自分なので清掃するのも自分自身です。
しかし、共同で使用している部屋は自分以外の人も利用しており、部屋を汚したのは自分以外の人もいるでしょう。
その為、自分以外の者が汚したので、汚した本人かまたは誰かがやるだろう、という意識が生まれるのかもしれません。
結果、部屋が汚れていても「汚した当人がやるべき」となり汚れやゴミが溜まり、部屋が汚くなるのかもしれませんね。
その中で、綺麗好きな人が気付いたたびに一人で警備室内を清掃する、という状態になります。
これでは綺麗好きな人が可哀そうですよね。
本人は掃除をする事を気にしていないかもしれませんが、周りの大多数の人は部屋を汚しても気にしていないので、一人だけに清掃させるわけにはいかないという結果の当番制の導入です。
本来なら、自分たちで毎日使用する部屋なので、自発的に部屋を綺麗に保つ行動が出来ると良いのですがね。