警備員の人なら既に知っている半ば常識でもあるが施設警備員の仕事の多くは年間休日は100日も無い

警備員の求人を見ていて「年間休日」に関した項目を見る時、多くの場合は120日という数字を見かけます。しかし、施設警備員として仕事をしていると、多くの場合は120日も休みは貰えていません。もしかしたら私が経験した施設警備の会社だけかもしれませんが、そんなに休んでいたら稼ぎが少なくてとても苦しい生活になってしまうからです。

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経験上の年間休日は約80日

警備会社の求人を見ていると「年間休日120日」という会社を見る事があります。

これは本当に年間休日120日あるのかもしれません。

 

しかし、今まで施設警備の現場で仕事をしてきて、年間で120日も休日を貰っている警備員さんは周りには居ませんでした

なぜ周りに120日も休んでいる人がいなかったのかというと、それは

 

「そんなに休んでいたら生活して行けないから」

 

ごく普通な回答です。

警備員として仕事をしている人は、おもに生活する為に働いています

警備員の多くは、年金を貰っている様な高齢の警備員さんも多いですが、彼らでさえ

 

「体の動く限り稼ぎたい」

「年金だけでは食っていけない」

 

という理由で、年間120日も休んでいません

周りの警備員さんをみても、殆どの人が

 

「年間80~90日」

 

程度の休みで仕事をしています。

そもそも、警備員の仕事の給料が高くないので、それなりな金額が欲しいのなら、それなりな日数は仕事に入らないと稼ぐ事が出来ません

 

120日の年間休日をうたっている警備会社は、確かに120日の休みがあるかもしれませんが、それは本人が「欲しい」と思っている金額を保証するものでは無いという事を理解しておく必要がありますね。

当直勤務なら休みも増える?

施設警備員の仕事は当直勤務があります。

これは24時間、現場に拘束されて休憩も含めて24時間働く事を指しています。

 

現場によっては当直勤務の無い所もありますが、私の経験してきた現場ではバッチリありました。

そしてこの当直勤務ですが、24時間仕事をした翌日は「明け日」といって1日仕事はありません。

 

もしこの明け日を休みとして数えるのなら、話は変わってきます。

しかし、明け日はあくまで仕事の日という認識なので「休みの日」とするのは無理があるのですがね。

 

当直勤務が単純に月に15回あったとしたら、明け日も15日あるので年間休日として計算すれば

 

「年間休日180日」

 

という驚くべき数字となります。

しかし、私を含め多くの施設警備員さんは明け日を休日として認める事は無いでしょう。

明け日は、当直勤務という2日分の仕事をしたウチの1日です。

 

今どき安い賃金で120日は無理

警備員の給料がもし今の1.5倍くらい高くなれば、年間休日が120日なら応募者も殺到すると思います。

しかし、現状で年間休日を120日で募集している警備会社もそこまで賃金は高くないと思います。

 

結局安い賃金で募集している時点で、いくら年間休日が120日とうたっていても、人手不足が解消するほどの人は来ないと思います。

せいぜい年金だけで十分な暮らしが出来て、さらに「こづかい稼ぎ」として警備員の仕事を選択している様な人くらいしか来ないのではないでしょうか。

 

そんな人も、生活が懸かっていない分、仕事がきつければ直ぐに辞めてしまうでしょうがね。

警備業界はどこも低賃金で人を雇っています

 

どうせ辞めても直ぐに新しい人が入ってくるだろう、その人が辞めてもまた次の人が‥という繰り返しです。

更に労働環境や隊員の待遇の悪い警備会社は、他所の警備会社よりももっと応募者は少ない事でしょう。

 

警備会社の事なので、雇われている警備員が偉そうな事を言っても仕方がありませんが、この悪循環が改善されないかと日々思っています。

 

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