夜勤の警備員と居眠りは切っても切り離せない縁で対策に目覚ましを使うも根本的な解決にはなっていない

先日、夜勤の警備員が目覚ましを使っているという話を聞きました。目覚ましは本来仮眠をした隊員が起きる為に使用する物ですが、夜勤で出入管理をしているはずの警備員が目覚ましを使っていた、という一瞬「?」と思える様な行動です。どうやら交代時に居眠りをしている所を見つからない様に時間前に起きる為の目覚ましだったようです。

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夜勤に仮眠時間は無い

施設警備の夜勤という仕事は仮眠時間というものは無いと言って良いでしょう。

夜勤の拘束時間はだいたい10時間前後である事が多く、夕方以降から上番し翌朝下番します。

 

その内、8時間は就業するとせいぜい2時間くらいしか待機時間はありません。

短い時間に仮眠をするのは本人の自由ですが、勤務表として「仮眠時間」として割り当てられる事が無い所が殆どでしょう。

 

夜勤の仕事は、夜中に出入管理の受付に居て来訪者の対応をします。

その為、待機時間を除いて起きている事が必須です。

 

そんな夜勤の業務ですが、まれにポンコツ警備員が夜勤に入っていると、受付の場所で居眠りをしている事があるのです。

人通りが殆ど無い受付で、何もする事が無いので眠くなってしまうのは分からないでもありません。

 

しかし、そこで睡魔に負け居眠りしてしまうと大問題に発展してしまう事もあります。

その為、夜勤で居眠りをしている事が分かると、どの隊員さんでも注意若しくは指導をしています。

 

そんな中、あるポンコツ警備員の一人が夜勤の時間に目覚ましを掛けている、という事を耳にしました。

居眠り防止の為の目覚まし?

結論から言うと、その目覚ましは居眠りしている事を咎められるのが嫌で、交代の少し前の時間にセットされていた様です。

たまたま交代よりも早い時間に受付近くを通りかかった隊員さんが、目覚ましが鳴っている場面に数回遭遇し確信したようです。

 

叱られない為に、その少し前に目覚ましを掛ける・・・

 

その話を聞いた時、一瞬感心しそうになって「イヤイヤ、違う違う!」となりました。

目覚ましを掛けている時点で、もはやその時間までは「寝ている」と自白しているのと同じという事です。

 

夜間起きていなければならない時間に、目覚ましをセットしているという所で間違っているのです。

同僚からお説教を受けたくない為にその前に起きる・・

 

という事は、それまでに受付を通りかかった人にはガッツリ居眠りしている所を見られている、という事です。

お説教や指導する同僚は、その通りかかった人に居眠りを見られてはいけない、という理由で指導しているのに、ポンコツ警備員本人は「叱られたくないから」という理由で目覚まし・・。

 

もう根本的に間違っていますね。

 

毎回叱られるのが嫌で、それを防ぐ為の行動なのでしょうが「なぜ寝てはいけないのか」という事が分かっていない、という典型的なポンコツ警備員です。

 

もし自分と一緒に勤務に入っている時に見かけたら、なぜ居眠りしてはいけないか説明しなけれなばりませんね。

居眠りしないで済む為の対策を

誰も来ない夜中の時間に眠くなってしまうのは仕方ありません。

だからと言って居眠りをしても良い、と言いう事ではありません。

 

そして、叱られない様に目覚ましを掛けておくという行動も間違っています。

夜勤に眠らない様にするにはどうしたら良いのか、という点については一番の解決方法があります。それは

 

「出勤前に十分な睡眠を取っておく」

 

これに尽きます。

その日に夜勤に入る、と分かっているのならその出勤前に自宅でしっかり寝ておけば良いのです。

 

しっかり睡眠が取れていれば、よほど夜中に居眠りをしてしまう事は避けられます。

昼間に寝ずに夜中の勤務に臨めば、高確率で眠くなるのは当たり前です。

 

夜勤をする警備員さんで居眠りをしてしまう人に話を聞くと、その殆どがその日昼間の時間に睡眠を取っていませんでした。

確かに夜勤の為に昼間の時間に眠る、という行為は大変ですがこれはある程度の経験で慣れるものです。

 

それでも年単位で夜勤の仕事で昼間に寝られない様な人は、恐らく夜勤の仕事に向いていないので、その場合は会社に相談して勤務を替えてもらう事をおススメします。

無理に続けても体を壊す事になりますからね。

 

夜勤は、夜通し起きている仕事です。

居眠りをたびたび指摘されてしまう人は、居眠りを誤魔化す事に頭を働かせるのではなく、そもそも居眠りをしない様な対策を講じる事を心掛けましょう。

 

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