夜間巡回時に個室のトイレの水があふれてきた、という事案は過去にも違う現場出た経験していました。今回も同じ様な出来事に遭遇したのですが、やはり結果は朝まで何もする事が出来ませんでした。一応対策は分かっていたのですが、肝心の道具がどこにあるか分からず、いざという時のことを想定して設備さんに確認しておかなかった事が悔やまれました。
個室トイレの故障は気付きにくい
*今回はトイレにまつわる話になるので、食事中に閲覧する事をお勧めしません。
過去に今とは違う現場で個室トイレの水があふれる、という事件に遭遇した事があったのですが、先日夜間巡回中に個室トイレの水があふれるという事件に再度遭遇しました。
夜間巡回時にトイレを見回った時、個室内に流されていない汚物が残っていたので
「おいおい、用を済ませたら流さなきゃダメでしょ」
と特に深く考えずにレバーを引きました。
その瞬間、みるみる水位が上がり「あ!」と思っている内に便器の中は水で一杯になりあふれ出てきました。
幸い、水は便器のフチから多少出る程度で済んだので、個室内は大惨事にはなりませんでした。
便器内も始め特におかしな推移でもなかったので、単純に「流し忘れ」だと思っていたのですが、そうでは無かった様です。
不用意に水を流してはダメ
以前の現場でも同じ様に、流し忘れの様に見えていて実はつまりが原因では流れが悪くなっていました。
恐らく今回も同じ様に、完全に詰まってはおらず流れが悪いだけで、一度たまった水も時間が経てば水位が下がっていた様です。
初めから水位も高くなっていれば「この状態で流したら溢れちゃう!」と一目でわかるので、レバーも引く事は無かったでしょうが油断しました。
以前に便器から水があふれる、という経験をしているのに警戒が足りなかったかもしれません。
しかも、夜間の時間帯でやらかしてしまったというのも最悪です。
昼間の時間であれば、設備さんに助けを求める事もできたでしょうが、夜中の時間帯なので警備員以外誰も居ません。
トイレのトラブルは基本的に設備さんが対応先になっている現場も多いのではないでしょうか。
設備さんが直接対応出来なくても、業者に依頼するのは設備さんになっていると思うので、他の現場でも同じ手順だと思います。
そんな頼りの設備さんがいないので、夜間に設備に関する事案が発生しても警備員ではどうにもなりません。
しかし、今回のような便器の詰まりに関してはある道具を使用すれば警備員でももしかしたら解決できるかもしれません。それは
「トイレのすっぽん」
商品名としてはラバーカップ、もしくはパイプクリーナーと呼ばれているものです。
前回も設備さんが対応した時に使用したものなのですが、今回もこれを使用して詰まりを解消しました。
前回の対応を知っていたので、今回も同じ様にすれば解決できるだろうと思っていたのですが、時すでに遅しもうレバーを引いた後だったので水はあふれ出てしまいました。
しかも、今の配属先の現場ではラバーカップがどこにあるか分からなかったのです。
これさえあれば例え夜中であっても、警備員が何とか詰まりを解消させる対応をする事が出来るかもしれません。
しかし、ラバーカップがどこにあるか分からなければ何も出来ないのです。
普通に考えれば、トイレの清掃用具入れにあるかと思うかもしれませんが、その中には無かったのです。
この時点で、今回もまた朝までこのままにして設備さんが出勤してきてからお願いするしかありませんでした。
警備員でも出来る事はある
朝になり設備さんに報告した所、機械室からラバーカップを持ってきて個室トイレに向かいました。
いや、ラバーカップそんな所に置いてあったのか。
その後トイレの詰まりはすぐに解消され、トイレは通常通り使用可能になりました。
トイレの詰まりは意外と発生しやすいモノです。
始め、詰まっていたとしても自然と水に溶け流されていくので、大事になり難いですが、時には詰まりを起してしまう事もあり、今回の様になってしまいます。
多くは、夜間に警備員が巡回した時に、その状況を目にして思わずレバーを引き大事になる場合もありますが、そんな時でも対応策を知っていれば大事にならずに済みます。
詰まりはラバーカップで解消できる、そして警備員はその場所を把握しておく事。
これさえ覚えておけば、夜間巡回時にトイレを巡回しても安心です。