高齢で警備員の仕事をするかどうか悩んでいる人がもしいたら、60歳から警備の仕事をするには全然遅くない、むしろスタート地点だとも言えます。近年、警備員の仕事後どんなものか多くの人が知る所となり、特に若い人はやりたがらない仕事の一つとも言えます。しかし、60歳まで社会人経験を積んできた人にとって、定年後に新しく仕事を始める厳しさは良く分かっていると思います。なり手が少ない仕事だからこそ、何歳であろうと求められている業界なのです。
若者はやりたがらない仕事
警備員の仕事は何歳からでも始められる仕事です。
下は18歳以上からですが、上になると警備会社にもよりますが上限はあって無い様なものです。
とりあえず体が動く限り続けられるといって良いでしょう。
その為、80歳を過ぎても施設警備の現場で働いていた警備員さんも居ました。
そんな警備業ですが、若者はあまり率先して警備の仕事をしようという動きはありません。
まあ若者以外の年代でも、給料がもっと欲しいからと転職するような業種ではありません。
よほど前職が警備業以上に稼げない職種でもない限り、今の仕事を捨ててまで警備員になろう、という人は少ないと思います。
警備の仕事は他の職業よりも稼ぎが少なく、職場環境が劣悪で、将来性が無いとみられているからです。
その為、常に人手不足な為、求人から警備業が消える事はありません。
そんな警備業ですが、60歳を過ぎた人でも十分な働き手として通用します。
定年後でも十分な戦力になる
警備員の仕事は現場にもよりますが、それほどキツクはありません。
力仕事もありませんし、武道系の経験が無くても務まります。
その為、60歳を過ぎた定年を迎えた人でも十分活躍できる仕事なのです。
たまに高齢者でも出来る仕事なのかと悩んでいる人も居るようですが、高齢の人でも十分できる仕事ですし、若い人が参入してこない分、仕事は選ぶほどあるのです。
今までの仕事を定年で辞める寸前は既に第一線を退いていたとしても、警備員の仕事を始めるとふたたび第一線で活躍する事になります。
この時、自分はもう高齢だから警備の仕事も隅っこで働ければよいです・・
なんて事は言ってられません。
「警備の仕事はみな最前線での仕事です」
そこには年齢は考慮されず、たとえば30歳年下の警備員とでも同じ仕事をするのです。
今まで職場にいた若い部下の年齢と同じくらいの警備員と同じ仕事をするので、それに我慢できない人は警備員の仕事を続けるのはきついかもしれません。
しかし、心機一転で新人としてスタートするのに気にしない様な人はウェルカムな仕事です。
社会人経験が豊富な人こそ有利
若者が参入してこない警備業界は、高齢の人であふれています。
高齢の人ばかりで大丈夫なのか、と問われれば全く問題ないとも言い切れませんが、下手な社会人経験のない若い警備員よりは十分頼りになると思います。
警備員の仕事は人と接する仕事です。
この時、社会人経験の長い人はこれまでの経験を警備の仕事に生かす事も出来ます。
そういう意味では定年で仕事を引退し、新たに警備業に参入する人は警備業界にとって貴重な即戦力となるのです。
特に営業経験のある人は、警備員の仕事を初めてもスムーズに仕事に慣れると思います。
警備員はお客様の対応一つ間違えるとクレームに繋がります。
警備員の中には、自分の間違った対応でお客様を怒らせてしまった、という過ちに気が付かない人も多いです。
サービス業の経験が無いので、カスタマーサービスというものを理解していない為に起こるのだと思います。
それが社会人経験の豊富な定年後の人であれば、大した講習を受けずとも丁寧な対応が出来ます。
高齢の為に業務に支障が出る様な問題もいくつかありますが、それを差し引いても貴重な経験を経てきている高齢の人は、警備業界にとって期待される人材でもあるのです。