施設警備員は業務中無線機を使用しています。特に巡回中など警備室と離れた場所で情報を伝える時に使用する場面が大半で、緊急時など一刻を争う様な時は重要なアイテムとなります。そんな無線機ですが、使用する現場によっては周りの音のせいで聞き取りにくかったり、無線機を使用する同僚の発音や声量などが聞きなれない為に情報が上手く伝わらないなんて事が発生したりしているのです。
無線機は警備員に必要なアイテム
施設警備員に限らず警備員は無線機を使用して業務をします。
現場によっては無線機を使用していない所もあるかもしれませんが、それでも大半の警備の現場には置いてあることでしょう。
施設警備の無線機が活躍する場面というのは、建物内を巡回中に無線機を携帯し、警備室から離れた場所から情報の伝達をする時に役立ちます。
施設の規模が大きくなるほど無線機の有用性は高くなり、緊急時など一刻を争う様な時は状況を素早く伝えるアイテムとして役に立っています。
以前の現場でも警備室には無線機が5~6台ほど充電器に差さってスタンバイしていました。
巡回出発時にそこから持って行く形になっていましたが、基本的に待機中を含め業務中ずっと身に付けている人も居たりしました。
ただ、24時間の勤務ともなるとずっとON状態にしているとバッテリーが無くなってしまうので、待機時間や仮眠時間の時は充電している人も多かった様に思います。
相手の声が聞き取りにくい
そんな無線機ですが、携帯や固定電話と違い相手の声が聞き取りにくい、という問題があります。
警備員になりたての人は、特に無線機に関して一番不安に思う点がこれだと思います。
無線機はインカムやスピーカーから聞き取る事になりますが、携帯などと比べると相手の声が聞き取りにくいです。
勤務先の周りの騒音や通話者の声量や発音が原因で、初めのうちは何を話しているのかさっぱり分からない、という人も少なくないと思います。
警備員になって独特な聞き取りにくさというのは時間が経てば聞き取れる様にはなりました。
しかし、通話者の発音や声量などは人によっては聞き取りにくく最後まで慣れなかったように感じます。
早口だったり、ボソボソ話す様な隊員さんだと「え!、何?」という感じになりますね。
無線機を使用する時は聞き取れる声量で「これなら相手に聞き取れるであろう」と思う様な気持ちで話す様にしましょう。
PHSや個人のスマホの方が良い
現場によっては無線機ではなく、個人のスマホを伝達手段としたり、会社のPHSなどが与えられていたりします。
この場合は、使い慣れたアイテムで更に通話音声も明瞭です。
無線機と違い、大勢の人が同時に声を聞く事は出来ませんが、聞き取りやすい声というのは安心できますね。
個人のスマホの場合は通話料など立て替えてくれる事は会社によっては可能かもしれませんが、あまり期待はしない方が良いかもしれません。
そういう意味では会社支給の携帯などはよほど無茶な私用な使い方をして会社からお叱りを受けないかぎり、普通に使う分には経費は会社持ちなので助かりますね。
警備員と無線機は、業務上切っても切れない関係の装備品です。
始めのうちは慣れないアイテムですが、使っていくうちに自然と慣れていくので安心して使用していきましょう。