鍵は意外と曲がりやすいという事を知らない

警備員が日ごろ使用している鍵は、皆さんが自宅の戸締りに使っている鍵と何ら変わりはありません。しかしどこの扉も開けられる鍵や、難しい体勢で開け閉めをする特殊な使い方をする為、普通とは違うのではというイメージがあります。そしてその特殊な使い方をする為、鍵を曲げてしまったり最悪折ってしまうなんて事も。

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警備員の巡回キーが特殊だという点

施設警備員が毎日使用している巡回キー

これは現場によって携帯していく本数が異なります。

 

今まで経験した現場での平均本数は、だいたい6本くらいです。

あくまで平均なので、現場によっては1本だったり20本だったりとバラバラでしょう。

しかし、この平均6本といっても意外と多く、キーケースに入れて扉を開けるごとにジャラジャラさせるのは、ハッキリ言って邪魔です。

 

理想はマスターキーを1本だけ持って行って身軽にしたい、と思う施設警備員さんも多いのではないでしょうか。

そう、このマスターキーというのが施設警備員にとって特殊なのです。

これ一本あれば、その施設にある扉全てが開くというのです。

 

普通は各扉はその専用の鍵でしか開かない様になっていますが、クライアントからお借りしたこのマスターキーという鍵は、それ1本で全ての扉が開けられるという魔法の様な鍵なのです。

以前にもお話しした、某RPGでいうところの「魔法の鍵」といやつですね。

ちなみに「さいごの鍵」もちゃんと存在しています。

 

この鍵があるから、巡回キーが特殊だと言われてもいるのです。

鍵を使用する動作が非日常

その特殊なカギですが、皆さんがもっている自宅の鍵と何も変わりはありません。

鍵の材質が特殊という事も無ければ、見た目も同じです。

この普通に見えるカギですが、警備員として業務に使う時、その使い方が普通でないのです。

 

扉の鍵はドアノブの中央に付いていて、自然な態勢で鍵穴に刺して使う事が出来ます。

しかし、施設警備員がカギを使う時、全ての鍵穴が無理のない姿勢で使えるとは限りません。

 

例えば、自動ドアも鍵を使って開け閉めをするのですが、この鍵穴は扉の下の方それも地面スレスレにあります。

よく行くお店の自動ドアを観察すればわかると思いますが、ドアの端っこに鍵穴の付いたでっぱりが見えます。

こんな場所に鍵を使用して施解錠をするのです。

 

しかも、時間に追われながら鍵穴に鍵を差すのです。

不器用な警備員が、急ぎながら鍵を抜き差しすると鍵は簡単に曲がります。

しかも、最悪鍵が根元から折れてしまうなんて事も。

別に特別な材質でもないので、無理な力が掛かれば簡単に折れてしまうのです。

 

施設警備員として研修をしている時、鍵は命の次に大切なモノ。

と指導される位、大切に扱わなければなりません。

急がず丁寧に扱えとあれほど言ったのに

施設警備員の研修時に、鍵に関してくどいほどその重要性について聞かされると思います。

それは恐らく過去に鍵を曲げたり折ってしまったりして、クライアントに多大な迷惑をかけた事があり、また紛失ともなると莫大な賠償を請求される可能性もあるからこそ、厳しく指導されているのです。

 

鍵の損壊と紛失に関してはやや違う話になりますが、曲げたり折ってしまう事も十分一大事です

鍵はクライアントの持ち物であって、我々警備員はそのカギをお借りしているに過ぎないからです。

 

こう言った話しを研修時に聞かされ、現場に配属してからも先輩警備員から毎日の様に指導されるにもかかわらず、巡回時に急いでいるのか鍵の扱いがぞんざいなのか

 

「すみません、鍵が曲がってしまいました」

 

という報告をして来る警備員が居るのです。

そう言い警備員に限って鍵の重要性をよく理解していなかったり、紛失したら莫大な賠償が有るかもしれないという事を、どこかで聞かされていたはずなのに知らなかったりします。

もう、何のために講習を受けていたのか、先輩警備員が一生懸命指導したのか分かりませんよね。

 

鍵は、警備員にとって個人の責任では負いきれないほどのヤバいものです。

人様の財産を左右する重要なアイテムです。

自分の家の鍵を人に貸して「折れちゃった」と返されたら腹が立ちますよね。

 

この鍵を使う以上、施設警備員は曲げるような使い方、また折ってしまう様な使い方をせず、急がず丁寧に扱う必要があります。

 

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