以前の現場で夜間の外周巡回をする時に、通常は自転車か歩きで見回る事になっているのですが、隊員さんによっては自家用車で見回っている人がいました。今思うととても危険な行為です。もし業務中に事故などを起こした時、車両に損害があった場合、色々と面倒な事になり得るからです。会社も把握していなかった様なので、個人に降りかかる損害も大きそうな気がしますね。
外周巡回を車両で見回る現場
施設警備の現場によっては、外周巡回というものがあります。
建物の外回りを戸締りや不審物、または不審者などが居ないか見て回る業務です。
これを歩いて回ったり自転車または自動車などを使用するのですが、当時勤務していた現場では、なんと自家用車を使用する人が多かったのです。
外周巡回をするエリアが広く、歩きや自転車では次の引継ぎまでに間に合わない、しかし会社が支給してくれたのは自転車・・・。
これでは無理にでも自家用車を使用して見回るしかない、という状況でした。
しかし、業務に承認されてない自家用車を使用するのは危険な行為でもあるのです。
自家用車を業務で使用する危険
業務を実施する際に勝手に自家用車を使用する。
これほど危険な事はありません。
もし巡回中に事故でも起こしたら会社は責任を取ってくれないかもしれないからです。
本来外周巡回という業務に、自家用車の使用という許可が無い状態で見回った時、そしてその業務中に事故を起こしたら警備会社に責任は無いと言われる可能性もあります。
それも人身事故など起したら目も当てられません。
当時の現場は夜間の外周巡回だったので、日中よりも事故が発生する可能性は高くなります。
当時の現場で自家用車を使用して外周巡回をしていた警備員さんで、事故の報告は無かったので良かったですが、いつ事故が発生してもおかしくなかったのは間違いありません。
また、自動車を使用しないと業務を時間通りに実施出来ないのであれば、警備会社側が自動車を手配してくれるのが一番の解決でもありますね。
少ない金額で契約を取っているので、社用車を用意する、となると中々難しい事なのかもしれませんが・・・。
自分の身を守る為にも
今思えば、当時は自家用車を使用して外周巡回を実施していたのはかなり危険な事だと分かります。
周りの隊員さんもみなしているか自分も車で、という雰囲気な流されていたのは間違いないです。
よく何事も無く済んだな、という思いですね。
周りがしているから、と同じ様に間違った事をするよりも、もし何かあったら、という自分の事を考えて、謝った選択をしない様にするべきだと思います。
今回は自家用車で業務を行っていた、という事ですが、この場合事故を起こした他時に取り返しがつかない場合もあるので、もし似た様な現場に配属しても、会社へ適切な業務が出来る様、備品類の手配をしてもらうよう相談するべき行動を取らなければと思いました。


