施設警備員は建物内での仕事が殆どで、更に毎日出勤する職場は同じなので建物が存在する限り、契約が続く限り仕事はなくなりません。しかし、聞いた話では交通誘導警備の現場によっては、大雨が降るとその日の仕事がお休みになるそうです。しかも、休みになった事で仕事が無くなる人もいれば、その日だけ会社が別の仕事を手配してくれる人もいるとか。雨で仕事が休みになるのがうれしいと思うのか、収入が減ると不安になるのかどちらが良いのでしょうか。
施設警備の多くは雨でも休みにならない
軽微の仕事はどこでも同じかと思うかもしれませんが、施設警備と交通誘導警備は天候によって大きく異なる場合があります。
全ての交通誘導警備員さんがそうとは限りませんが、過去に聞いた限りでは大雨が降るとその日の仕事がお休みになってしまう場合もあるそうです。
これは普通の社会人の人からするとうれしい仕組みだと思うかもしれませんが、固定給制度のサラリーマンの人にとってはそう思うかもしれません。
しかし、警備員の多くは固定給でなく時給で働いている様なものなので、働かなければ収入はありません。
休んだらそれだけ収入は断たれるのです。
毎月手取りで20万円も無い様な警備員さんにとっては、雨で仕事が休みになるのはある意味死活問題なのです。
しかし、施設警備員は建物内での仕事が殆どなので、固定給制度でない施設警備員でも、仕事が雨で休みになる様な事はありません。
これだけで施設警備員と交通誘導警備員は大きな差がある事が分かります。
雨具を身に付けてでも仕事となる現場
一方、交通誘導警備員さんは天候で仕事が左右される不安定な仕事です。
中には多少の雨なら雨具を着用して仕事に入る所もあるのかもしれませんが、いずれにせよこのような判断をするのは工事業者側であって、警備員はそれに従う他ありません。
今まで車を運転していて、雨が降っている工事現場を横切る時、カッパを着て車両を誘導している警備員さんを見ると「がんばれ」という思いになります。
同業者が悪天候の中一生懸命働いている姿を見ると、こちらも「がんばらねば」という思いになりますね。
そんな交通湯度警備員さんが働いている現場でも、雨が降って仕事が休みになっても休みにならずに、別の現場を用意してくれる人もいる様でした。
通常、雨降りで仕事が休みになると、先ほどもお話した様にその日の収入はゼロ円となっていまいます。
多くの警備員さんは固定給でなく時給で働いている様なものなので、働けば働いて分だけもらえ、休めば休んだ分だけ稼ぎは無しとなっています。
中には正社員として扱ってくれて、雨でいつも出勤していた現場が休みになっても、代わりの現場を手配してくれる会社もあるようですが、私の所属している警備会社では、その多くの交通誘導警備員さんが契約社員やアルバイトなので、雨で仕事が休みになったら自宅待機確定です。
別の仕事を貰える人とそうでない人
警備会社にもよりますが、雇用形態によって突然の休みになっても仕事を斡旋してくれる所はあります。
それが正社員であればなおさらでしょう。
しかし、契約社員やアルバイトであっても突然仕事が休みになっても違う現場を用意してくれる所もあるようです。
まあ、今は人手不足なので、警備員さんを一人用意するのも大変な時です。
働く場所は余っていても、現場に向かわせる警備員さんがいない、なんて事はどこでも同じなのでしょう。
雇用形態が正社員でなくても、仕事を休みなく入れてくれる警備会社は会社の規模は関係ないように思います。
どれだけ地域の工事業者と仕事のやり取りをしているか、という信頼関係がい大きいのではないでしょうか。
まあ、正直施設警備員の仕事をずっとやっていると、雨で仕事が1日休みになるというものに非常に憧れがあります。
当事者にとっては収入が減るという大問題かもしれませんが、1日ぐらいなら、という思いで安易な妄想をついしてしまいます。