その日の相勤者によって仕事がいい加減になる

施設警備員は一人の現場、というものは余りありません。中には一人の現場もありますが、特殊で物件数も少ないものだと思ってよいでしょう。その為大抵の施設警備員の現場は大所帯です。当直勤務で5人の相勤者と仕事をしたりします。その為、警備員さんによっては能力の差がある場合もあります。

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警備員1人1人の能力の差はある

施設警備員に限らず警備員1人1人は能力に違いがあります。

これは検定資格を持っているいないに関わらず、持っていない警備員同士でも差はありますし、資格を持っている警備員でも能力差はあります。

警備員というよりは

その人の性格によるものが仕事面に影響を与え、それが能力差として見られる、といった具合です。

ウチの現場でも資格を持っていない人でも、仕事の出来る隊員さんと出来ない隊員さんがいます。

さらに施設警備員の検定資格を持っている人でさえ、仕事の出来の差はあります。

結局資格を持っていなくてもちゃんと仕事が出来る人はいますし、資格を持っているのに出来の悪い仕事しかしない人もいるという事です。

人生経験から来る年齢も多少は影響はありますが、高齢の警備員でもロクな仕事しか出来ない人もいます。

経験、資格、年齢はあまり関係なくやはりその人の性格が仕事の出来を左右していると思います。

仕事に対する責任が低い者同士で組む弊害

そんないろいろな性格の人間が集まって警備隊として一緒に仕事をしているのですが、日によってはその日の勤務の隊員さんの構成に不安を感じるメンバーの時があります。

例えば、巡回の時に余り周りをよく見ないで見回る様なタイプの隊員さん同士が同じ日の勤務になった時、結構な確率で戸締りや火気点検を見落としたりしているのです。

週末などで従業員が出勤して来ておらず、警備員しか部屋に入っていないのに次の日の隊員さんが巡回へ行くと窓が開いていたりするのです。

明らかに前日の警備員が巡回時に見落としているのです。

1回だけなら偶然、となりますがその隊員さんが勤務に入った次の日にそういった事が度重なれば「ああ、またあの隊員か」と疑いから確証になります。

1日に数回同じエリアを巡回するので、別の隊員さんがその日のミスは発見できるはずなのですが、そういった注意力の無い隊員さん同士で組むと、誰も発見できずに次の日の隊員さんに見つかってしまうのです。

ここの現場でも数名の注意力の足りない警備員がいます。

週末に勤務に入ると次の日の隊員さんは、前日の隊員の尻拭いをする事になるのです。

こういった注意力の低い隊員さん同士で勤務に入る時は、仕事面でのミスが多いので初めから同じ日にならない様にしようとしています。

能力のバランスよく振り分けて勤務表を組む

同じ日の勤務にならない様にするにはどうしたら良いのでしょうか。

そうです勤務表を作る時に注意して組めばよいのです。

これはものすごく簡単な解決法なのですが、実は中々うまくいかないのが現状です。

10人以上も警備員がいて1か月の勤務表を作る時、休みの希望や本人の能力によるポスト制限など様々な要因が絡んでくるのです。

しかも現場によっては、そこの隊長が勤務表を作るのではなく、営業所の人が作るかもしれません。

営業所の人は各警備員の能力やその人の現場での仕事の出来など完全には把握していません。

誰と誰を組ませるといい加減な仕事になってしまう・・なんて知りもしないですからね。

なので、ここの現場では私が勤務表を作っています。

これは責任重大な事です。

現場の隊員さんも何となく誰がいい加減な仕事をする・・というのは分かっているので、自分がその隊員と組まされたら「隊長に厄介者を押し付けられた・・」なんて思っているかもしれません。

極力公平に作っているつもりですが、多少の手心も入ってしまいます。

本来はいい加減な仕事をする警備員が構成するのが一番良いのですが、性格的な事も有り中々矯正できませんでした。

人間色々な性格の人がいる・・という事を踏まえて妥協しつつなるべくバランスよくポストを振り分けられる様、勤務表を作っているのです。

 

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