警備室内に監視カメラが設置されている現場は楽な職場だとしてもちっとも落ち着けない

以前、警備室内をカメラで監視する職場で勤務する職場がありました。警備員を映すカメラが設置された経緯までは詳しく知りませんでしたが、楽な現場とはいえ、ちっとも落ち着いて仕事は出来ませんでした。よほど過去に警備員が悪さでもしたのでしょうか。

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施設内にある防犯カメラの役目

施設警備員が勤務する施設内には防犯カメラというものが設置されている所が多いと思います。

中には、比較的大きな施設だというのにカメラが1台も設置されていないような所もあり、警備員として勤務するにあたり防犯カメラが無い事で逆に心配になる様な現場もあるのです。

 

今どきの施設では当たり前になっている防犯カメラですが、これらは施設によって設置する理由は様々です。

ひとつは侵入者不審者を警戒するために設置しているいわゆる

 

「防犯カメラ」

 

または施設内の電気で作動する設備、自動ドアエスカレーターまたはエレベーターなどが正常に作動し、それを利用するお客様が不便をしていないか、という目的で設置している

 

「安全カメラ」

 

というものに分けられています。

安全カメラに関してはある意味、防犯カメラと同じ様な使い方もできるので世間一般的には「防犯カメラ」という言葉で統一しているとも言えるでしょう。

 

これらのカメラは、施設を運営するのに必要なカメラですが、このカメラを警備室に設置している現場がありました。

従業員を監視するカメラ

施設を運営するために設置するカメラを警備室に設置するのはなぜでしょう。

警備員は不審者でもありませんし、警備室内の監視盤などの設備をカメラで監視する必要はありません。

 

警備室内には警備員が常駐しているので、防犯カメラも安全カメラも必要はないのです。

それにもかかわらず警備室内にカメラがある理由、それは

 

「警備室内にいる警備員を監視するため」

 

のモノだったようです。

私のその現場にごく短い期間しか勤務していなかったので、それほど苦痛を感じる事はありませんでしたが、そこで常駐していた隊員さんはさぞ苦労した事でしょう。

そこの現場は比較的楽な現場の部類に入る勤務先でしたが、あのカメラがあるせいで「ヒマで楽な現場」という感覚はなかったと思います。

 

24時間の勤務でも、ずっとカメラが警備室内にいる警備員を映しているので、気が気ではありません。

そして施設警備員の夜中の時間帯は、昼間に比べて落ち着ける時間のはずなのですが、カメラのせいで居心地は最悪です。

 

毎日の勤務を撮影して、24時間の警備員の動向をチェックするほどクライアントの従業員もではないでしょうが、映されている側としては気は抜けません。

 

施設側がそこの従業員をカメラで監視する姿勢は、働く側としては「信用されていないのか」と思いますよね。

多くの施設警備の警備室内の実態

まあ、正直施設警備の現場は時間を持て余すような状態になりがちです。

緊急時に必要とされている警備員は、緊急事態が発生しなければ何もする事はありません。

特に夜中の時間帯は、不審者侵入者がやってきて、警報を鳴らさない限り警備室内は平和なものです。

 

そんな平和な状態な警備員をカメラで監視したら、何もせずにボケっーとしているように見えるかもしれません。

また昼間でさえ、何もなければ警備員も何もしていないかもしれません。

警備員がせわしく仕事に追われて、少しもボケっーとする間が無ければ、緊急事態が発生しても仕事が忙しくてそちらまで手が回りませんよね。

 

警備員は緊急時以外はヒマにしていても良いのです。

 

クライアントの従業員の中には

「警備員がいつも暇そうにしていてけしからん」

と思ってしまうような人もいるようで、自分たちと同じ様に勤務中は何か忙しく仕事をするものだ、と警備員も従業員と同じ様な仕事の負担をさせようとしている人もいるのです。

 

警備員に緊急対応などの業務を求めるのであれば、細部に気が回らなくなるほどの仕事を警備員に与えてはいけません。

警備室内で警備員が何もせずにサボっているように見えるので、サボらせないために監視カメラを設置する、というのは警備員が何のために警備室内にいるのか、何のために警備員を雇っているのか根本的な事を間違えているといえるでしょう。

 

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