最近、隊員さんたちの日頃の業務を見ていて「あの隊員さんは警備員向きでは無いな・・」と感じる事があります。まあ、警備員に限らず社会人としてやっていくのに大変だ、といった方が早いのかもしれませんが。だらしが無かったり自己管理が苦手な人は共同生活を送るにあたって苦労するのでしょうか・・。
正式な書類なのに字が汚い
先日、とある隊員さんが提出する書類を見た時思いました。
営業所へ提出する書類なのですが、書きなぐった様な字で書いてあるのです。
周りの人はだれが書いたか分かる(慣れている)ので、汚い字でも名前を把握することは出来ますが、会った事もない人が彼の書いた名前の字を見たらきっと読めないでしょう。
営業所の人も特に指摘してくる事は無いので、こういったような汚い字を書く人に免疫が出来ているのかもしれません。
正式な書類もそうですが、字を書くときに丁寧に書くのは当たり前です。
この丁寧というのは上手な字を書くのではなく「ゆっくり丁寧に書く」という事です。
自分の手帳に速記で書いたような、他人には読めないような字を提出書類で書くのはちょっと常識の範囲を越えていますよね。
警備員という職業は本当に色々な人が集まる所なのだと思い知らされた気がしました。
警備員は制服の見た目が重要なのに
警備員は見た目が大切です。
パッと見が警察官のようにも見え、社会から規律ある行動や言動を要求されているような職業だと思います。
その規律ある姿勢を見せなければならないのに、チャックがい開ていたり、ネクタイが曲がっていたり、制帽がズレているのも気にしない様な格好をした警備員は頼りない気がします。
普段からだらしの無い生活を送っていたとしても、ひとたび制服を着たらシャキッとするなら問題ありません。
しかし元々だらしの無い人はどうしても仕事着にも影響が出るのではないでしょうか。
制服を着た時にだらしの無い恰好では、他の警備員さん達もだらしの無い警備員に括られてしまいそうで可哀そうです。
片付けが出来ない人は備品の管理も不安
前回も警備室内の私物の事でお話ししましたが、身の回りの管理いわゆる自己管理が出来ない人も警備員として問題ありそうです。
自己管理が出来ない人は、仕事として使う備品の管理も危うい感じがします。
特に警備員は依頼先からたくさんの鍵を預かったりします。
普段から自分の所持品をあちこちに置くような人は、業務で使用する備品もあちこちに置きがちです。
始末が悪いのはそれを指摘しても「いや、俺じゃないよ」というセリフが返って来る事があるのです。
明らかにその人しか使用していないのに、自分が置いたままにしている事すら覚えていない、という非常に厄介な発言です。
これらの様に警備員は底辺の仕事かもしれませんが、要求される人間性は高かったりと中々バランスのとりにくい職業です。
あ、「要求される人間性・・」といってもごく普通の人にすれば世の中の平均的なレベルで十分な程度です。
警備業界は広いので、色々な人間が集まります。
そんな世界には驚くような人材が集まるのです。