私は警備員になって殆ど当直勤務の業務をしてきました。この当直勤務ですが、翌日は非番になるのですが、前日の睡眠不足でせっかくの休みがつぶれてしまう目にあったりします。昼寝をするとその夜は遅くまで起きていてまた翌日に勤務。それが続くと昼と夜の活動が逆転するのです。
夜中はずっと起きている
今も前の現場もそうですが、警備員の当直勤務は夜中に起きて業務をしている時間が結構長いです。
時に今の現場では、普通の人が寝ている時間帯に起きていて、昼間に近い時間に仮眠をとっています。
施設を守るのが警備員の仕事なので、従業員が帰った後の夜の時間がむしろ警備員が活躍する時間ですよね。
まあ、それは分かってこの仕事をしているのですが、夜型の人にとってはむしろ天職なのかもしれません。
しかし、24時間勤務の警備員の仕事は、なにも夜中の時間だけではなく、昼間も業務はあります。
昼間に仕事をして、夜中もずっと起きている・・
いったいいつ寝ているのかと思うほどです。
そう、警備員は24時間仕事をしていて、仮眠時間はごく限られた短い時間しか寝ていません。
非番の昼間は寝て過ごす
24時間の内、16~18時間は労働しています。その間ずっと起きている訳ではなく、3時間か4時間くらいが仮眠時間となります。
「自分はショートスリーパーだから4時間の仮眠でも大丈夫」
なんていう人がいるかもしれません。しかしそれは4時間全て寝られるとお思いでしょうが実際は違います。
4時間の仮眠時間があっても、仮眠の各前後の30分くらいは寝られないと思って良いでしょう。
業務の後片づけや、業務開始の準備などがある為に「すぐに眠りに着いて」「そして仮眠明けはすぐに起きて仕事」とはいかないのです。
「警備員の仮眠時間は規定通り寝られない」と思った方が良いでしょう。
こんな短い仮眠時間を経て、当直勤務明けに自宅に帰っても睡眠不足状態になるのは当然です。
仕事を明けて帰宅しても、人によっては午前中はそのまま布団に入ってしまうかもしれません。
そして気づいたらもう日は落ちていて夜になっていた・・なんて事が日常的になってしまうかもしれません。
非番で何かをしようなんて思いは、余程体力のある人か、現場に恵まれていて仮眠時間がたっぷりある警備員さんぐらいでしょう。
あ、ちなみに私は非番時の午後は、大抵数時間はお昼寝が日課になってしまいました。
夜型人間でも体を壊す
夜型の人は警備員に向いているかもしれません。
基本、夜中に起きている事が多い仕事なので、日が出ている間は仕事をして夜は寝るものだ、という思考の人は非常につらい仕事になるかもしれません。
夜中に不審者が侵入しない様に見張っていないといけいないのに、ドラマにある様な居眠りしている警備員の横をこっそり通り抜けられる、なんて失態をしたらクビでは済まないかもしれませんね。
そんな夜中でもしっかり起きていられるタイプの夜型人間の人は、こういった仕事はぴったりなのかもしれません。
しかし、いくら夜型の人間でも何十年も続けると体を壊してしまうかもしれませんね。
人は基本的に夜型の動物ではないそうです。
朝日を浴びる事で活動するよう身体が出来ているそうなので、朝日と共に寝ていては不健康極まりないです。
しかも、睡眠不足ときたら決定的です。
人は寝ないと死んでしまうので、ずっと起き続ける事は出来ません。
そして寝不足の為に体調不良も起こすでしょう。
いつまでもそんな生活は出来ないかもしれませんが、だからと言って警備員以外の仕事は・・なんて人もいると思います。
警備員の仕事から抜け出せなくても、自分で工夫して健康面に注意した生活の仕方を考えてみてはいかがでしょうか。