座哨は楽な業務だが立哨よりも危険なこと

ここの現場の出入管理は座哨です。警備室での受付は商業施設の場合ですと立哨ですが、ここに配属されて座哨での受付もあるんだと初めて知りました。で、この二つを比較すると座哨は立哨よりも圧倒的に楽ですが、危険な事も・・。

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立哨経験のある警備員からすると座哨は楽

先日、出入管理の座哨中にあまりにも座っている時間が長くてお尻が痛くなりました。

仕事で座っていなければいけない事で辛くなるなんて、警備員の仕事でそんな事になるとは昔は思いもしませんでした。

以前は商業施設で、出入管理のを仕事をしていた際はずっと立哨でした。

勤務によっては店内巡回1時間と出入管理の立哨1時間の繰り返し・・という事もあり1日中立ちっぱなしな日々でした。

 

それが今では座りっぱなしで腰やお尻が痛くなるなんて当時からすると考えられない悩みです。

警備員の立哨業務が座哨で良い、なんて聞いたらうらやましい・・と思う人も多いかと思います。

確かに立哨経験者からするとうらやましい話ですが、ここの現場の半数は出入管理の立哨業務の経験が有りません。

 

出入管理は座哨するもの

 

と思っているくらいでしょうか。

そんな警備員には一度、商業施設の立哨業務を経験させてやりたいぐらいです。

そんな座哨ですが、立哨には無い問題もあるのです。

座哨での出入管理の気をつける事

座哨で出入管理をしていると、立哨の時とは違う問題点がいくつかあります。

冒頭でもあったように、ずっと座りっぱなしなのでまず腰やお尻に負担がかかります。

まあ、ぜいたくな悩みに聞こえるかもしれませんが腰に病気を抱えている様な人にしたらこれも地獄だそうです。

過去にここの現場にいた隊員さんが腰の病気を持っていて、座哨が辛いと嘆いていた事がありました。

 

そしてもう一つ、座哨で問題になる事それは

 

座っていると何かよそ事をしたり、座っている時間が長くて寝そうになってしまう事です。

 

机に向かって座っていると、何かをする余裕(誘惑)が出来ます。

更にここの現場では、受付に人が来ない時間帯があったりするのでその誘惑に負けてよそ事を始めてしまう人もいるのです。

過去には新聞を広げる高齢者の警備員や、クイズの本を買ってきてひたすら机に向かってやる者・・

 

もう前を見ていませんね

 

こういった警備員は昔はたくさんいたのでしょうが、今どきそんな事をしている警備員なんてすぐにクビですよね。

今のうちの現場にはそんな事をしている者はいないと思いますが・・。

 

そして、来客の無い座哨勤務ほど苦痛な事は無いでしょう。

ただじっと前を見て座っていると、だんだんまぶたが重くなってきます。

気づくと目の前に来客者がいた・・なんて失敗談を話していた隊員もいました。

気持ちは分かりますが、仕事中に寝ない様に体調管理をするのも必要です。

 

この様に一見座哨は魅力的に見えますが、実際やってみるとそれなりの苦労も見られます。

そして立哨や座哨、それぞれに良い点もあるのです。

座哨と立哨どちらにも利点はある

過去に出入管理で立哨をしていた頃、ずっと立っているのは大変でしたが足腰は強くなりました。

仕事以外で立っている事が必要な場面でも、何も苦痛に感じる事が無く仕事の立哨のおかげ・・と実感した事も有りました。

 

また、座哨で勤務していて隊長としてのデスクワークを別の時間にわざわざやらなくても、座礁しながら同時に行う事が出来、仕事がはかどりました。

 

警備員のそれぞれの立場で仕事が違うので一概にどちらが良くて悪い・・と云う判断は出来ませんが、立哨には立哨の良い所、座哨には座哨の良い所があると思います。

自分の勤務している現場がどんなスタイルなのか確認して、それをうまく活用できるよう工夫してみてはいかがでしょうか。

 

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