施設警備に業務には細密巡回があります。これは建物内の戸締りや火気点検など建物に対して行う業務です。施設警備員の中でも重要な業務でもある細密巡回。現場によっては数時間もかかれば30分以下で終わる所もあります。この時間は大きな差がありますが、実はやっている事は同じなのです。
細密巡回は現場によって所要時間が大きく違う
今まで色々な現場の細密巡回をしてきました。
初めて施設警備員として勤務した商業施設では、細密巡回に3時間もかけて見回っていました。
ここは単純に館内が広いという事もあり、火気点検や戸締りはもちろんの事、他にもやるべき事もたくさんあり、全てを終える頃には3時間近く過ぎている状態でした。
施設警備の現場の配属先で、細密巡回にかかる時間が少ない現場はある意味当たり現場かもしれません。
やるべきこと見るべきものはどこの施設でもそう大きな違いはなく、大きな施設になればなるほど細密巡回にかかる時間は長くなります。
そして、小さな施設になれば細密巡回にかかる時間も短くなるのです。
やるべき事が同じであるなら、小さな施設で短い時間の細密巡回をした方が楽で良いですよね。
30分以下で終わる細密巡回は殆ど散歩
今いる現場での細密巡回にかかる時間は約30分です。
先ほどの話の通りならば、今の職場は小さな現場という事になります。
確かに商業施設と比べれば建物の大きさは、比べ物にならないほど小さいですし、火気点検という業務もほんの一部分だけです。
小さい施設では見るべきものも少ないですね。
そんな小さな施設での細密巡回ですが、大きな施設を経験している身からすると
「30分の細密巡回はほとんど散歩の様なもの」
だと言えるでしょう。
少し歩くだけで建物は1周出来てしまいますし、部屋の数も少ないので苦労する事無くすべてを把握できます。
建物が小さいという事は細密巡回だけでなく、全ての業務が楽であると言えるのです。
しかし、そんなに楽だからと言って手を抜いて良いという訳ではありません。
見るべきものはしっかりと見ている
いくら小さな施設だからと言って手を抜いて良いという訳ではありません。
小さな建物であってもクライアントにとっては貴重な財産であり、施設警備員には建物を守るという責任があります。
30分もかからない様な細密巡回でも、見るべきものは見て、確認するべきものは見落とす事なく確認するのが当たり前です。
つい、小さな施設だといい加減な管理になりがちです。
というのも小さな施設の場合、比較的楽な業務の場合が多いです。
楽な業務になると施設の管理を軽んじてしまい、業務もいい加減になってしまいます。
しかし、そんな小さな施設であっても、大きな施設と変わらない緊張感をもって業務に臨みましょう。
小さな施設でも、火災や盗難にあう事はあるからです。
楽な現場に配属される期待はありますが、小さな施設の楽な現場に配属されたとしても、気を張って細密巡回をしなければなりません。