先日、事務所内を巡回していた時に来月の従業員の方の在宅勤務のシフト表が貼り出されているのを見かけました。これは特に社外秘でもないので閲覧しても問題ないですが、従業員の方々は在宅勤務をしても給料が出るのにウチの警備会社は自宅待機という名の飼い殺し状態・・。いろいろと職業の差というものを考えさせられました。
従業員は交代で出勤だが警備員は変更なし
ここの現場の従業員の方々は今、交代制と在宅勤務を織り交ぜて出勤されています。
そしてその間給料はちゃんと支払われています。
かたやウチの警備会社は、現場での仕事がなくなった隊員さんはよそへ応援として配属させる現場が無いので、仕事が復帰するまで自宅待機・・
しかもその間給料は無し
何でしょう、この違いは
まあ、白い会社と黒い会社の違いなんでしょうかね。
言葉で白と黒と簡単に言いますが、生き死を分けた色の違いは正直笑えません。
明日は我が身と言いましょうか、今日明日の仕事があるこの現場に感謝です。
ここの現場では従業員が交代で仕事に出てきています。
という事はクライアント側としては、休業にするつもりは無いという事です。
これほど警備員にとってありがたい事はありませんね。
実際わが社のよその物件では、企業側が休業宣言をして警備員も休業状態になりました。
そして先日も話した通り、自宅待機をさせられて警備員さんが退職しています。
自分はたまたまこの現場に就いて、休業していませんがもしかしたらその休業した現場に居たとしてもおかしく無かったわけです。
決して他人事な話ではないですね。
警備員は仕事を取り上げられていないだけマシ・・
そう思いながら今でもこの現場で勤務しています。
休業イコール警備員も仕事なし
委託先の企業が休業宣言を出しても、設備や施設を守る為に警備員を少数ですが残す場合もあるでしょう。
建物を完全に無人化するわけにもいかないので、守衛として警備員を置き続ける所もあるでしょう。
しかし建物によっては完全に閉めても安全なところでは、警備員も全員お払い箱です。
10人近く警備隊を抱えていたとしたら、警備会社としては本当に悲惨な事だと思います。
そんなに大勢の警備員を避難措置としてよその現場に配置する事すら難しいでしょう。
私の所の現場でもそんなに大勢の隊員さんは受け入れられません。
今回も数名は受け入れましたがこれ以上は無理です。
委託先で休業が出た場合、そこの従業員も大変ですが休業補償の無い警備会社の隊員さんはもっと不幸なのです。
交代での出勤は警備員が楽できる?
ここの現場ではクライアント側は交代制などの対策で何とか休業は免れています。
この対策が警備員の業務を楽にしている・・と感じる時があります。
それは先日もお話しした巡回での出来事であったり、後は出入管理時での来客者の減少です。
警備員側の仕事の制限は今の所ありません。
クライアント側の従業員が減ったのに、警備員の人員と業務内容が変わらないので仕事の負担が減ったのです。
委託側にも確認はしましたが、今の所警備業務に関する事で業務の制約をする事はしない・・とおっしゃっていたので暫くはこの状態が続きそうです。
業務負担が減ったので皆は「楽が出来て良い」と喜んでいましたが、個人的にはそれがいつ変更になるか心配ですね。
この先この騒ぎがどうなるか分からない現状、いつ周りの様に休業状態に陥り警備員に影響が出るか・・それだけは何とか避けて欲しいと思っています。