外周巡回を自転車を使用して見回る時色々と気を付けないといけない事がある

施設警備員がが異種巡回をする時、歩きや自転車または車など色々あります。今回は自転車で外周巡回をする時に気を付ける事や、実態に合った警備員のとんでもない外周巡回のお話しです。施設内の外周巡回はどこにでもある巡回ですが、施設の外にまで巡回のエリアが広がるのは珍しい事なのかもしれません。

スポンサーリンク

完全に施設の外に出る外周巡回もある

私は初めての現場が、施設の外に出る様な外周巡回だったのでそれが普通、と思っていましたが、商業施設以外の現場では施設の敷地外の外周巡回は殆どないという事が分かりました。

通常施設警備員はその施設の敷地内での業務になるので、確かに敷地外に出るというのはおかしいと言えばそうですね。

 

通常外周巡回と言えば、敷地内の建物の周りの扉の施錠を確認したり、敷地内の駐車場を見回るというのが外周巡回だと思う人もいるでしょう。

しかし、現場によっては敷地の外に出なければ巡回が出来ない様な所もあります。

その外周巡回ですが、その巡回距離によって自転車や又は車などで見回る現場もありました。

敷地の外にまで出る外周巡回ですが、どこへ行くのでしょうか。

自転車に乗った警備員はどこへ行くのか

私が経験した敷地外の外周巡回ですが、ここでは自転車を使用して見回っていました。

自転車で見回れるほどの距離なので、歩きでは時間がかかり過ぎてしまうが、車では近すぎる、という事で自転車がベストだったのです。

まあ、そこの現場では巡回用の社用車などありませんでしたから、車で行こうにも車両が無いので不可能ですがね。

 

その自転車で敷地外の外周巡回で何を見回っていたかというと

 

「従業員専用駐車場の見回り」

 

をしていました。

商業施設では従業員の人数も多く、通勤で乗ってきた車をお客様駐車場に停めてしまうとお客様の車を停める場所が減ってしまいます。

その為、商業施設が付近の土地を駐車場として買い上げて、従業員の車を停めさせていました。

この駐車場ですが、以前従業員の一人に聞いた様な気がするのですが、確か月数千円で貸し出してたと聞いた気がします。

自分にはあまり関係の無い話だと思ったので、それほど真剣に聞いていませんでした。

 

そんな従業員専用駐車場を警備員が自転車に乗って見回っていたのです。

駐車場は何カ所かあり、それを警備隊の中でルート化し決められた順路通りに見回るのです。

全工程で20分ほどの外周巡回となります。

 

この外周巡回は敷地外を自転車で走るので、施設警備としての施設管理権外の様な気がします。

この辺りははっきり確認を取っていないので何とも言えませんが・・。

 

この外周巡回ですが、過去にはとんでもない行動をしてクレームが入った事もありました。

普通に考えたら警備員として「そんなことするヤツ本当にいるの?」と思うかもしれませんが、実際にあった話です。

帽子を被らなかったりタバコを吸いながら見回ったり

以前にも紹介させていただいた事がありますが、外周巡回中にとんでもない行動をした者が何人かいました。

それは

 

「外周巡回中に自転車に乗り、タバコを吸いながら走る」

 

これは実際に近隣の住民からクライアント側にクレームが入り、内容が発覚したものです。

通常、外周巡回中は一人で見回るので、どのような行動をしているのか一切わかりません。

ですが、近隣の住民からクレームが入った事でこの隊員の行動が分かったのです。

 

会社側も細かく追及をしなかったので分かりませんが、恐らく普段からこの様にタバコを吸いながら巡回をしていたのではないかと思われます。

クレームを入れるという事は、1回だけ見掛けてクレームを入れたのではなく、何度かタバコを吸っているのを見かけたうえでのクレームだと思うのです。

 

また巡回中は制帽を被って巡回をしています。

これは警備員として「業務中です」という外へ向けたアピールでもあるのです。

いくら警備員の格好をしていても、それが勤務中かそうで無いかという判断は警備員以外の一般の人には分かりにくいものです。

 

それをはっきりさせる為にも制服と制帽を被り、仕事中だという事をアピールするのです。

もっとも制帽を被ったからといって、その警備員が仕事中である、という判断をしてくれるかどうかは分かりませんがね。

 

いずれにせよ、施設警備員が敷地外の外周巡回をする時、同僚の警備員の目の届かない所だと思っていい加減な行動をすると、必ず誰かが見ていてそれが自分に帰って来る、という事を肝に銘じておく必要があります。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク