警備業は将来性があるかと言われれば他の職業と同様にAI化やロボットに置き換わる事で暗そうではある

警備員は業界全体で人手不足です。人が全く入って来ないというわけではなく「入れ替わりが激しい」という感じで現場に人が足りない状態な印象です。そんな警備業界は将来性があるのかと言われれば、他業種でもいわれているAI化が進んだりロボットが取って代わる様になれば、警備業界でも人手不足が解消され、更に人にとって将来性のある仕事とは言えなくなるかもしれません。

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警備業界は将来性のない仕事か

警備業界は万年人手不足な業界です。

人手不足と言っても人材が全く入って来ない訳ではなく、入っては辞めを繰り返している状態です。

 

現場に人が足りない状態で入っては辞めを繰り返しているので、慢性的に人が足りない状態となっているのです。

人の流入が無くならない理由は、仕事を定年で抜けた人が警備業界に一定数入って来るので、辞める人が居ても業界全体が縮小する事なく成長し続けている業界でもあるのです。

 

それでも各現場で人が足りない状態には変わりないので、今後人が入って来る人数に陰りが出ると、現場での人手不足が顕著になり、業界全体の成長も落ちてくるかもしれませんね。

その時警備業は「将来性のない仕事」と言われる様になっているのかもしれません。

 

そんな人の流れで将来性が無くなるパターンと、科学の進歩が原因で将来性が無くなる場合もあります。

AI化やロボットの台頭で人間はお払い箱

少しづつですが、警備業界にもAI化が進んできている会社や現場もあります。

警備員という人間の代わりに施設内を巡回したり、受付で警備員の姿をした映像がお客様の対応をしたりしています。

 

また、近年ではドローンを使用して巡回をする所もある様ですね。

この様に、警備業が人にとって代わって来ている現代、まだまだ全国の警備業界に浸透はしていませんが、更に技術が進めばどんな施設でも対応できる様になってくるかもしれません。

 

今までは、人間でないと対応出来なかった事が、別に人でなくても対応できる様になり、それが全国どこの施設でも可能となれば、もはや人としての警備員は今よりも必要なくなるかもしれません。

10人必要だった現場が、一人の人間の警備員と後はロボットやドローンに置き換われば、全国に今いる警備員の内10分の1の人員で済むという事になるのです。

 

そうなれば、10人分の人件費が必要だった現場は、たった一人の警備員で良いのでそのぶん給料も上がるかもしれませんね。

少ない人材で業界が成り立つ、という事は人としての警備員の将来性はこれまた「無い」といえるのかもしれません。

 

業界自体は将来性はある

現場で働く警備員さんにとって、参入者が減り業界全体が縮小する事で将来性のない仕事になるのと、AI化が進み人間が必要なくなるという事で将来性が無くなるというどちらに転んでも将来性のない仕事となってしまいそうです。

しかし、それは「個人」に限った話で、警備業者にとっては将来性のない業界とはならないかもしれません。

 

参入者が減る事で業界全体が縮小しても、残った警備業者の仕事が減る事はありません。

今では企業だけでなく、一般家庭でも防犯システムを入れている時代です。

世の中が物騒になるほど需要のある業界なので、少なくなった会社に仕事は入り続ける事でしょう。

 

また、AI化が進んだことで人件費を抑える事が出来、会社そのものの業績は上がります。

AI化による設備投資は確かに必要ですが、一度導入してしまえばメンテナンス費用を考慮しても、圧倒的に人を雇うより安上がりです。

 

特に警備員は高齢の人材も多くヒューマンエラーも目立ちます。

反面、AIに仕事を任せれば言われた事は確実にこなしミスは殆ど無いと言って良いでしょう。

 

また、どれだけ酷使しても過労で問題になる事もありません。

技術次第では一気に人からAI化に切り替わるかもしれません。

 

しかし

 

そんな時代はまだ当分先の事だと個人的には思っています。

確かに警備業界にもAI化は一部導入されています。

 

ですがこれもまだスタートしたばかりで、完全に人の代わりとはなりません。

「人の対応とほとんど変わりない」状態までまだ20年はかかると見ています。

 

それまでは、警備員という人を使うしかないのです。

そしてその人は未だに人手不足な状態なのです。

 

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