ここ最近、若い警備員の不祥事を目にする機会が多い気がします。たまたまこの時期に集中しただけだと思いたいです。空港でお客様の現金を盗んだり、SNSで知り合った若い女性を脅したりと20代の若い警備員の不祥事が立て続けに発生しています。何も高齢の警備員の不祥事が無いという事では無いですが、警備業界では若い人材に期待しているというのにこれでは世間から厳しく見られて更に若い警備員さんの参入が危ぶまれます。
若い警備員の不祥事が目立つ
ここ半年以内で、警備員による不祥事のニュースを目にしました。
普段テレビを見ませんが、ネットニュースなどに流れて来る話題を見ていて、警備員による不祥事のニュースを目にした次第です。
全国的なニュースにならない小さなものは毎日のようにあるかもしれませんが、全国区で多くの人の目に触れる話題として私の様な者も知る事となりました。
そのニュースは、警備員がお客様の現金をくすねていた、という話題とSNSで知り合った若い女性に性的画像を脅して要求したというニュースです。
このニュースで驚いたのは、どちらも20代の若い警備員だという事です。
若い警備員は警備業界としては貴重な人材です。
ただでさえ人手不足で高齢の警備員さんが大勢いる中、若い警備員さんは非常に少なくまた参入も少ないのです。
そんな若い人材が犯罪を犯したとなると、世間の目やそれに続く若い世代に警備員いなろうという意欲が薄れてしまうのではないかという不安があります。
若い警備員だけが問題ではない
今回の若い警備員による不祥事ですが、何も若い世代の警備員だけが悪事を働いているわけではありません。
これまでの警備員による不祥事はあらゆる年代の警備員が起こしています。
警備員という立場をもとにして内部の情報を犯罪に利用するような不祥事はこれまでに、若い警備員だけでなく高齢の警備員でも犯しています。
ただ、今回はごく短い期間に立て続けに若い警備員が起こした不祥事という事と、全国的なニュースになるほど話題性があったという事です。
悲しい事に地域で見ると、全国的なニュースにならないだけで警備員による不祥事は発生しています。
新聞やテレビに取り上げられないだけで、ネットなどを見ていると、その地域だけで発信している情報として、警備員による不祥事を見る事は出来ます。
まあ、全国的なニュースになった時点で犯罪を犯した(元)警備員は社会的にも終了したといっても過言ではありませんがね。
問題を起こす警備員は年齢関係なく、警備会社やそこで働く警備員さんたちに多大な迷惑を掛けているという点については変わりありません。
海外では銃撃戦に巻き込まれる
警備員による不祥事は、本人もそうですが警備会社やそこで働く警備員に迷惑がかかります。
毎回ニュースを見る度に
「これどこの警備会社の隊員だろうか・・・」
と同業ながらに思います。
近年ではネット内で特定する人が動いて、自分から調べなくても直ぐに分かったりもしますね。
情報の伝達が早くなった分、誤情報などが先走り過ぎて冤罪を生む危険性もありますが・・・。
そんな警備員による不祥事ですが、同じネットニュースの横では、アメリカで強盗が入り警備員が応戦した事で銃で撃たれた、なんてニュースが掲載されていました。
いや、日本と違って海外の警備員さんは銃を携帯している場合もあり、また犯罪のレベルが日本とは大違いだな、と思い知らされました。
日本の警備員なんて海外に比べたら、用務員のおじさんの仕事に毛が生えた程度の事しかしていないのでは?と思われているのかもしれませんね。
まあその分、銃で撃たれる様な事も無いので日本の警備員で良かった、と思いますが。


