警備員でも巡回時に開けない扉が多い

施設警備員は巡回中に全ての部屋の確認をする・・というイメージがありますが実際にはそうではありません。他の現場では回るかもしれませんが、少なくともうちの現場では回りません。特にこの現場では扉の数がものすごく多く今でもその扉の先の中が分からない部屋もあります。

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巡回時に聞きなれない音の先

この現場の巡回は全ての部屋の確認をしていません。

基本的に共用部のみの巡回ですが、部屋の中の火気点検をする為に入るのが通常ですね。

ですがこの現場では巡回中のすべての部屋に入る事はありません。

クライアントと契約で決められた部屋しか入ってはいけない、となっているのでまあ警備員にとっては楽と言えば楽です。

 

しかし先日、その入る事の無い部屋のうちの一つから聞きなれない音がしていました。

機械音というか電子音がするのです。

元々その部屋はサーバーが置いてあるような部屋なので、恐らくその機械から出ている音だと思われます。

その時には中に入る事が出来ないので、翌日の報告時に異常として報告しました。

異常音だが異常でない状態

この様に入るとの出来ない、もしくは警備員でさえも入る必要が無い部屋でも何か異常がある時があります。

しかしその部屋が普段どのような部屋なのか知らないと、何かあった時にどうしたら良いか分からなくなりますよね。

新人の隊員さんが建物の巡回中に良くそのパターンになる事が多く

 

「〇〇の部屋で〇〇っていますがどうしますか!」

 

という連絡を貰う事があります。

受ける側の隊員さんがベテランであると「そのままで大丈夫」と伝えられますが、経験の浅い者同士だと対応に困る事でしょう。

この様に入る事の無い部屋でも、異常があった時に「異常でない」という判断が出来、また入る事の無い部屋であっても中がどうなっているのか知っている経験も必要であったりします。

スルーする扉も一応は気を付ける

入る事のない部屋であっても何があるか把握する・・という

矛盾したような話ですが目の前を巡回する以上、気にしないわけにはいきません。

部屋の数が多いのと、全ての把握をさせるのは難しいので、ウチの隊員さん全員に徹底はさせていませんが、この現場に長く居る隊員さんには少しずつですが説明はしています。

全部把握させたらもうその部屋はスルーする部屋とは呼べませんがね・・。

警備員として巡回する以上はいくら関係な部屋、といっても何かあった時に迅速に動けるよう知っておいても損はありません。

 

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