今朝、工事業者が何社か入館した際に貸し出した入館証の一つを持ち帰られてしまいました。午前中には工事も終わり皆引き上げてしまったのに、1件だけ未返却になってしまったのです。またやられた・・と思いきや、夕方に来るまで戻ってきて入館証を返しに来ました。
また入館証の未返却が発生
通常は未返却の入館証が当日に戻ってくることはありません。
あったとしても数日後か、酷いと郵便で入館証だけ戻って来た事もあります。
遠方のお客様だと入館証だけの為に来るわけにもいきませんし、そうするしか手段がないも分かります。
しかし数日後でも郵便でも戻ってくるのならそれに越したことはありません。
中には貸したっきり年単位で返ってこない事もざらなのでそれが戻ってくるという事は有難いことです。
今日も工事業者の方に貸した入館証が、みな帰ったはずなのに1件だけ未返却になってしまいました。
工事業者も何社も入っているので、もしかしたらこの業者はもう2度とこの現場には来ないかもしれない、そう思うと
また1件未返却(紛失)扱いの入館証が出てしまった・・
という思いで未返却台帳に記入しました。
彼は戻って来た
しかし夕方ごろにその工事業者の方が見えて
「朝に借りたのですが返すのを忘れてしまいました、すみません・・」
と入館証を返しに見えました。
前にもお話した通り、この現場では入館証の未返却の催促の電話をしていません。
その為に借りたお客様が警備室に寄らずに入館証を持ち帰ってしまうと、またこの施設に来る用事がある場合や返し忘れたのを覚えていない限り二度と返って来る事はありません。
この現場ではそのパターンが殆どなので、今日工事業者の方がわざわざ返しに見えたのでこちらがビックリしました。
警備員側が出来る事
入館証を返し忘れて帰ってしまう事を防ぐ対応として警備員側でできる事があります。それは
貸し出しの際に「お帰りの時ご返却をお願いします」と一声かける事です。
これで全ての入館証が返ってくるわけではありませんが、入館証を借りた人に伝える事によって万が一問題が起こってても警備側が不利になることはありません。
声をかけられた側も何も言われないよりは記憶に残るでしょうし、後で「返さなければいけないなんて言われなかった・・」なんていうとんでもない言い訳を言われるかもしれない事も防げます。
まあ、過去にそんなとんでもない事を言われたことは一度もありませんけどね。
この一声かける、という行為は通常の出入管理でも十分役に立つので、何も言わずに貸し出すよりも相手とのコミニュケーションをとる意味でもやる価値はあります。