施設警備の仕事は毎日同じ現場で働く事が多いです。一度その施設の配属が決まれば、年単位で同じ職場になる場合が多いです。そうなると毎日同じ職場で同じ仕事の繰り返しになるのですが、中にはその「変化の無い繰り返しの毎日」が嫌になってしまう人もいるのではないでしょうか。
施設警備員は毎日同じ仕事の繰り返し
警備員は基本的にどの分類の仕事も、毎日同じ仕事の繰り返しです。
そう聞くと「どんな仕事も毎日繰り返しなのは同じ」という意見も出そうですが、警備員の仕事はキツイ仕事もラクな仕事もひたすら繰り返しているのです。
毎日同じ位置で立ちっ放し、毎日同じルートを巡回する
これらは、毎日何も問題が発生しなくても、ひたすら立ち続けたり歩き続けたりしているのです。
施設警備員は建物内で、問題が発生しない様に周りに気を配るのが仕事です。
しかし、日常的に勤務していてよほど問題が発生する事はありません。
犯罪や災害など、警備員として勤務している現場でそれらが発生する確率はそう高くはありません。
まあ確率が低い、というだけで犯罪や災害は起こりえる事なので、警備員として勤務する以上心構えは必要です。
飽き性の人には続かない仕事かもしれない
警備員は何事が無くても、たとえそれが単調な仕事であっても毎日同じ事を繰り返さなければなりません。
単調な事を毎日ひたすら繰り返す、というのはこれがまたきついもので
「こんなに毎日何も発生していないのに、やる必要あるのか?」
と思ってしまう人も少なくありません。
毎日何の変化もないのに、それでも毎日繰り返さなければならない、という行動に嫌気がさす人も少なくありません。
仕事に張り合いが無いので辞める
こんな理由で現場を異動希望する警備員さんも、もしかしたら居るかもしれません。
警備員という仕事にやりがいを求めに来ている様な人にとって、ヒマな現場というのは面白くないのかもしれませんね。
多くの警備員さんは「ラクな仕事でお金が貰えるなんて最高」と思っている人が多い中、やりがいを求めて警備員の仕事を選んだ人は、施設警備の現場でもおススメできる所は一応あります。
施設の現場でも変化のある所はある
経験した現場の話しかできないので、これが全てではありませんが、施設警備の現場の中でも「大型商業施設」はやりがいのある現場な方であると思えます。
商業施設と言っても、小規模な者から大規模なものまでありますが、ここで云う商業施設は「大規模」な商業施設のお話です。
その地域で一番知名度のある、集客の多い商業施設ならすぐに分かるかと思います。
地元の大きなスーパーなどではなく、各都道府県で一番名前の知れたショッピングモールなどです。
どこの地域でも名の知れた大型商業施設はあると思いますが、その様な規模の施設なら、毎日同じ業務を行っていたとしても、イレギュラーな対応も必ず発生すると思います。
予想外の事案が良い、という訳ではありませんが、施設警備員として対応の出来る日常的な業務外の対応は、規模が大きくなると件数も増えます。
これらの対応は、施設警備員としての経験値も非常に上がり、どこの現場へ行ったとしても役に立つ事ばかりです。
その様な現場なら、毎日同じことの繰り返しでもっと変化に富んだ仕事がしたい、と思っている人にとっては、やりがいを感じる現場だと思います。
大型商業施設は、不特定多数の多くのお客様が来店されるので、そのぶん発生する事案も様々です。
人の数だけ対応が異なる、と言っていいほど利用客の人数が増えるほど対応する件数も増えると思って良いでしょう。
施設警備員になって、様々な出来事を経験して人に感謝される行動を毎日取りたい、という意識の強い人は、来客者数の多い病院や商業施設などの警備業務はおすすめできると思います。
逆にヒマな現場での勤務は、ヒマすぎて毎日単調な仕事を繰り返しているうちに
「自分はナゼこんな事を毎日繰り返しているんだろう・・」
と自問自答しだし悩んでしまう可能性もあるので「ラクな現場でのんびりしたいんだ」という意志のある人でないと危険かもしれませんね。