外で他所の警備会社の警備員さんを見た時、ふと「ああ、この警備員さんウチの会社に移籍して一緒に働いてくれないかな」と思う事があります。パッと見で判断しているので、実際に仕事の出来る人かどうかなど分かるはずもありません。一声かけて現場の仕事内容を伝えれば喜んできてくれるのでは、勝手に思っているだけなのですがね。
万年人手不足からくる症状
普段外で他所の警備会社の警備員さんを見る事があります。
その時にふと
「ああ、あの警備員さんウチの警備会社の現場で一緒に働いてくれないかな」
と思う事があります。
パッと見で何となく仕事が出来そうな感じがするとそう思ってしまいます。
中には、ご遠慮願いたい様な見た目の人もいるので、目に入った警備員さん全員にその様な感情が沸くわけではありません。
完全に見た目でそう思っているので、実は全然仕事の出来ない様な人かもしれません。
逆に見た目とは反対にものすごく仕事の出来る人かもしれませんよね。
その様な想像をしてしまう理由の一つに、自分の警備会社の人手不足が深刻である、という事が挙げられます。
各現場では人手不足なのに、現場へ補充の警備員さんが来ないのです。
再三営業所へはお願いしているのですが、応募者が来ない限りはどうする事も出来ないという応えです。
そんな人手不足な為に、外で見かける他所の警備会社の警備員さんに気を取られてしまうという訳なのです。
待遇はこちらの方が良いと勝手に判断
外で見かける警備員さんを見た時、それは主に交通誘導警備員さんなのですが、彼らの働いている環境と比べて
「ウチの現場の方が屋内なので環境は良いのに」
と勝手に想像しています。
外の勤務は夏は暑く、冬は寒い。車はひっきりなしに通行していて気が休まる様な時間は少なそう。
それに比べて、私の勤務している現場は来訪も少なく、逆に気を抜くと居眠りしそうになるほどです。
給料はどのくらい貰っているのかは分かりませんが、気を抜くと居眠りしてしまうかもしれないほど暇な割には、それなりに貰っています。
警備業界にいる人が業務内容を聞けば、楽だと思われる部類に入ると思います。
そんな現場だというのに、人手不足が解消しないのです。
分かる人が聞けば、手を挙げて移籍を申し出る様な現場だというのに。
求人を入れても新人さんが来ない
一応、警備会社としての求人は出している様です。
しかし、以前にもお話した通り、ウチの警備会社の給料は、他社と比較してそれほど良いわけではありません。
その為、求人を見ると他の警備会社の方に目が行ってしまうのも事実です。
いくら仕事の内容が他の警備会社の現場よりもラクだとしても、普通の人が見てものその違いに気が付く事は無いでしょう。
「わが社の〇〇の現場は居眠りするほどラクですよ」
なんて紹介している求人は見かけませんからね。
結果、金額で他社に負けて、新人警備員さんがわが社に来ないという事になっている様です。
営業所も給料の金額が低いという事は分かっている様ですが、本部の指示もある様で自由に出来ないと聞きました。
金額が低いと警備員として働く理由としては魅力がないのかもしれません。
警備員の仕事がしたくて、給料なんて二の次、なんていう人は少ないと思います。
そんな状態では、いくら外で見かけた警備員さんに声を掛けて誘っても、金額を聞いて鼻で笑われて終わりなきがします。