警備員は時間厳守で行動しなければいけない事が多いです。それは業務に関する事でも、出勤の上番でも同じです。しかし、警備員の中には毎回説明をしてもそれが守れない者もおり、周りの人に迷惑を掛けているのに知らん顔、なんて人も居るのです。
警備員は時間厳守な行動をせよ
施設警備員に限らず警備員は時間厳守な行動を常に求められています。
業務中に時間を守らない行動を取っていると、同僚の警備員はもちろんの事、必ずお客様やクライアントに迷惑を掛ける事となり、それはクレームとなって返ってきます。
今まで勤務してきた現場でも時間を守る、という行動は重要でこれが守れない警備員はたいてい周りの警備員から注意を受けていました。
警備員によっては時間厳守に対して厳しい者もおり、それが原因で警備員同士の仲が悪くなるなんて事もあります。
警備員が時間を守るという行動で今までトラブルになるような出来事のあった代表的なものと言えば、上番時間と勤務の交代時間です。
これらは、本人が時間を守らない事で同僚にも影響が出ます。
上番時刻になっても出勤してこないと、下番する予定の警備員さんが帰る事が出来ません。また、上番時間が遅れると、帰る時間が遅くなるのでこれも同じくらい迷惑な行動です。
そして、勤務中の交代時間になっても時間を守らずに交代すると、食事の時間が遅れたり、待機時間が遅れます。
これは、待機に入る時間が遅れたからといって交代明けの時間もずらしてしまうと、現場の業務時間全体がズレて行ってしまいます。
本来は〇〇時にやるべき仕事が、5分~10分とズレていってしまうのは、現場によっては契約違反だと言われる場合もあるので、結局待機時間が少なくなってしまう事になります。
その為、決められた時間を守るというのは、警備員にとって重要な事なのです。
上番や業務の交代時に遅刻する者
上番や、交代時間に時間を守る事が出来ない警備員というのはだいたいいつも同じ人物です。
上番時間ギリギリに出勤してくる者、交代時間ギリギリになってやってきて引継ぎをする時間もなくそのまま交代時間を超過してしまう者。
これらの者は、周りの警備員からも再三指摘を受けるのですが、なかなか治る事も無くトラブルの元にもなります。
上番時間は基本的に前任者との交代時間でもあり、8時上番であれば前任者は8時が下番時間となります。
この時に8時ギリギリに交代していては、下番する警備員さんはそのギリギリの時間に仕事を終える事になるのです。
これがもし10分前に上番し交代していれば、下番する予定の警備員さんはゆったりと帰り支度をする事が出来るのです。
そして勤務中の交代時間も同様に、10分前か5分前くらいに交代していれば、引継ぎの時間も十分にとる事が出来、定時で次の業務へ移行する事が出来ます。
更に、これが交代した後の人が待機時間であった時も、待機時間を超過する事無く余裕をもって交代できます。
そう、どの場面でも予定の時刻よりも早めの時間に交代する事で、万が一予定時刻を超過する様なイレギュラーな出来事が発生しても、定刻通りの行動を取る事が出来るのです。
5分前行動を徹底する現場
社会人の人であれば「5分前行動」という言葉は知っている事と思います。
予定の時刻よりも5分早めに行動する事で、定時の行動に支障が出ない様にする為の行動です。
5分前に出勤して就業時間に遅刻しない様にする、集合時間の5分前に到着する・・など色々な場面で役に立っています。
警備員の業務も同様に、5分前行動にしておけば次の業務に支障が出ません。
警備員は時間で業務を行う場面が多く、時間に遅れた場合に契約違反になる事もあり得ます。
業務を行う際に、個人個人が時間を見て、責任のある行動が取れる様にして欲しいと思っていたので、私が隊長になって以降全ての現場でこの「5分前行動」を実施してもらう様にしました。
個人が勝手に5分前行動をして、一人で文句を言うよりも、警備隊の規則として行動する様に決めてしまえば、全員守るしかありませんからね。
今の所、この行動は皆協力してくれていますが、稀にギリギリになってしまう人も居ます。
しかし「遅れてしまった!」という意識をもって動いてくれているので、遅れる事が慢性化する事もありません。
今後も、安定した5分前行動が続くと良いと思います。