時間外作業届を受け取った時の警備員の対応で仕事の出来る人かそうで無いかが1発で分かる

施設警備員の業務で時間外作業というものがあります。これは通常の業務以外に警備員が管理する必要のある業務が発生する仕事です。主に夜間などの臨時警備などがそれに当たります。この書類をクライアントが警備員に持ってくるのですが、この時に対応を受けた隊員さんが、仕事の出来る警備員と仕事の出来ない警備員なのかが1発で分かる対応があるのです。

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時間外作業届は面倒だ?

施設警備員の業務に、時間外作業届というものがあります。

これは警備員の通常の業務外の仕事が発生するもので、多くの場合は夜間に業者が施設内で作業をし、警備員がその対応に当たるものです。

 

一般的に「臨時警備」と呼ばれ、その作業によってはおいしい臨時収入になる事もあります。

そもそも通常の業務とは別の業務が入って来るので、面倒ではあるのですがね。

 

それも夜間に入る事が多いので、誰も居なくなった施設内で作業をする為、館内の機械警備などにも影響が出るので、当直勤務の警備員さんは嫌がる人も多いです。

そんな時間外作業届ですが、この用紙はクライアントでもある従業員の方が警備室まで持ってきます。

 

数日前から当日など、持ってくるタイミングは様々ですが、その用紙を受け取るのはたいてい出入管理をしている警備員です。

直接隊長などに渡しにくる場合もありますが、多くは出入管理業務中の警備員に渡されます。

 

この用紙を持って警備員に渡した時、その警備員さんが仕事の出来る警備員かそうで無いかがはっきりわかる行動があるのです。

これで仕事の出来る警備員かが分かる

時間外作業届の用紙を警備員に渡す時、受け取った警備員が仕事の出来る警備員か、若しくは仕事の出来ない警備員かは用紙を受け取った時に分かります。

そもそも時間外作業届は決まった書式になっており、漏れがない様に出来ているのでよほど内容が理解できない事は無い様になっていました。

 

なので、受付にいる警備員はただ用紙を受け取るだけでも何も問題ない様になっています。

しかし、用紙を受け取った時に稀に記入が漏れていたり、曜日と日付が間違っていて、作業日がどちらかのか分からなかったりした事が過去に実際ありました。

 

この時に、その受け取った用紙を一通り目を通して、不備が無いか確認できる警備員さんと、何も確認せず受け取って終わり、という警備員さんがいます。

そう、仕事の出来る警備員とそうで無い警備員の大きな違いは、その場で確認し、おかしな点があれば指摘するか、もう一度提出し直してもらうか、が出来るか出来ないかです。

 

書類の記入欄が分かり易い様に構成されていても、記入し忘れていたら意味がありません。

その用紙を受け取る警備員は、その事まで理解して記入漏れや矛盾が無いか、目を通したうえで受け取らなければいけません。

 

まあ、そんなこと当たり前の事だ、と言ってしまえばそうなのですが、実際警備員の中にはその当たり前が出来ない人もいるのが実状です。

この確認は警備員として経験を積めば無くなると思うかもしれませんが、現実はそうとは限らないのです。

経験を積んでも出来ない者は居る

警備員は仕事の出来る人とそうでない人がいます。

仕事が出来なくても、経験を重ねればそのうち出来る様になるよ、と思うかもしれませんが、今まで出会って来たポンコツ警備員さんの中には、何度説明しても同じ失敗を繰り返す人もいるのです。

 

今回の出入管理業務中の、時間外作業届の様な書類を何度受け取る機会があっても、その度に確認をせずに受け取り、後で同僚の隊員と交代した時に

「この書類、詳細について確認したの?」

と聞かれると

 

「あ、えー聞いていないです・・」

 

という返事が返ってくるのです。

書類は必ず受け取って直ぐ確認して、漏れや不備があればその場で相手に確認する事と、と指導しているのにこの様なやり取りを何度もするのです。

 

周りの隊員さんも当然呆れていますが、そのままにしておく事も出来ないので、交代した後に事務所へ連絡して、書類の確認をするのです。

この作業は本来受け付けた時にしなければいけないのに、他の隊員にやらせているので、自分がやらなければいけなかった仕事を人にやらせている事と、何度指導しても学ぼうとしないその姿勢に苦情を言ってくる隊員さんは何人も居ました。

 

受付時に入ってきた業務連絡を、しっかり確認もせずにそのまま受けるだけの警備員か、その場で精査して訂正する様伝えられる事が出来る警備員か、同じ受付の対応でもこれが出来るかどうかで、警備員としての質が分かったりもするのです。

 

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