最近まで警備員の仕事で土日や繁忙期などは、給料を上げている警備会社があるなんて知りませんでした。こういった措置は会社員では珍しい制度でアルバイトなどに対する事だと思っていました。しかし、冷静に考えたら警備員の多くの人は契約社員という殆ど時給で働くアルバイトの様なものだと気付いて、曜日や繁忙期では是非とも給料を上げて欲しいと思いました。
夜勤などは既に深夜手当がある
警備員の仕事は殆どアルバイトの様なものです。
正社員として現場で働く警備員さんはごくわずかで、殆どが時給で働いている人なのではないでしょうか。
そう、ある意味コンビニで働く高校生と同じなのです。
しかし、さすがに22時以降の夜間の勤務ともなると深夜手当を払う必要があるので、昼間と同じ時間働いても夜間に勤務した方が給料は上がっています。
それと同じ様に、土日などの週末やG.Wやお盆または元旦など、大型の連休や繁忙期なども給料を上げて欲しいと思います。
というのも、警備員はサービス業でもあるので、土日や長期連休などの繁忙期はおもいっきり仕事です。
警備員がお休みの日の多くは平日ですが、上記の様な日は全員出勤しなければならないのです。
しかし、警備員の中にはそういった感覚がない者もおり平気で盆や正月に休む者が居ます。
そういった者が複数人居ると現場では無理な勤務を組まされた隊員さんがフル出勤という被害にあうのです。
そんな土日や繁忙期に自分の意志でなく、ワガママを言う警備員のせいで仕方なくその日に仕事を入れられている警備員さんもいるのです。
臨時警備もとくに日勤と同じ額面
この他に「臨時警備」という勤務があります。
これは通常の施設警備業務とは別で仕事が入るパターンです。
同じ施設内で工事があり、そこで警備員が安全確保の為に立哨したり、または全く別の勤務地でその日だけ警備員を必要とされる現場で仕事をします。
臨時警備はその日1日だけの仕事なので、メインの勤務の明けの日や休日などに入る事がありますが、厳密にいえば「連続勤務」にあたるので、あまり大きな声で云える業務でないのかもしれません。
そんな臨時警備ですが、殆ど日勤としての給料しか支払われていません。
いや、もしかしたら他の警備会社ではそれなりに上乗せされた金額を頂けているかもしれませんが、私が経験してきた警備会社ではいずれも「通常」の給料でした。
せっかくの休みの日を潰しているので、それなりな金額を貰えないと、とてもじゃないがやってられないなんていう警備員さんもいます。
繁忙期は特に変動制にして欲しい
この様に、通常とは違う日に仕事に入る事が多く、その割には通常の給料しか貰っていない場合が殆どです。
中には警備会社によっては、曜日や繁忙期では通常の給料ではなく変動制にして、人が休みたいと思う様な日は給料を上げる、という仕組みには大賛成です。
過去にアルバイトを管理する仕事をしていた当時、盆や正月などの長期連休時に学生アルバイトに対して自発的に「仕事に出たい」と思わせる様にその期間だけ時給を1.5倍以上に上げていました。
これは会社側がしていた事なので、私が決めた事ではありませんがとても上手い事をするなと感心したものでした。
普段と同じ給料なら家でのんびり休むか仲間と遊びに行きたい、と思う所を
「給料が1.5倍以上も出るなら絶対に働きたい」
と考える人は多いと思います。
おかげでその時期のアルバイトのシフト組には苦労はしませんでした。
警備員はある意味アルバイトと同じ様なものです。
それならばいっその事、週末や繁忙期などは多少なりとも給料をアップしてくれれば、今まで平気で土日や繁忙期に休んでいた警備員らも給料アップに目がくらんで
「働かせてください」
なんて言ってくるかもしれませんね。
それならば休みたい人は休めば良いですし、今まで仕方なく出勤させられていた警備員さんも報われるというものです。
今現在、曜日や繁忙期でちゃんと給料アップしてくれている警備会社で勤務されている人が羨ましいです。