警備会社へ警備業務を委託したクライアントは警備員のメンバーの年齢にこだわっているのかどうか

今まで経験した現場では、クライアントは警備員の年齢にあまりこだわる様子はありませんでした。しかし、現場によっては若い警備員さんに業務をお願いしたい所や、警備会社が高齢者を雇う事で補助金を受け取る目的で、現場の警備員を敢えて高齢者で配置している所もあると聞きます。

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クライアントは警備員の年齢を気にするのか

警備員の仕事をしてきて、警備の仕事に年齢は関係ないと思っています。

どんな仕事でもそうですが、若くても高齢でも仕事に対する姿勢次第です。

 

現場にもよりますが、警備員を見た目で選ぶところもあります。

若い警備員さん以外は配属させるな、という現場もある様です。

 

しかし、その施設の特性で高齢者の警備員さんではお店のブランドに支障がある、という理由も委託する側の主張としては仕方のない事だと思います。

ですが、警備員の年齢の見た目が、その施設に直接的な影響がないのであればそれはワガママというものです。

 

警備会社も若い警備員さんばかりを集める、という事もなかなか難しい事で人手不足な状態では、その若い人が来ない警備会社もあります。

今のところ勤務してきた現場では、警備員の年齢にこだわる様なクライアントではなかったので、若い警備員さんから高齢の警備員さんなど幅の広い警備員さんと仕事をしてきました。

高齢者の警備員ばかりの現場

聞いた話によると、警備会社によっては政府から助成金を貰う為に、敢えてその制度の条件に合った年齢の警備員さんを集めて、仕事をさせている様です。

 

第2の人生として働こうとする高齢者は働き口が見つかり、警備会社は国から助成金が貰える。

一見、みんな得をしている様にも見えます。

しかし

 

その現場では、60歳上の警備員さんばかりになる

 

という光景になります。

クライアント側としては、施設やそこで働く従業員の安全の為に、警備会社へ仕事を委託したのに、その現場で安全を提供する警備員さんがみな80歳だった時何を思うでしょうか。

 

別に高齢者の警備員が仕事が出来ない、と言っているのではありません。

先程も話した様に、仕事に対する姿勢次第ではむしろ若者よりも高齢者の人の方が常識をわきまえている事も十分あります。

 

ただ生物的な事で、肉体的または瞬間的な判断など衰えが見られる年齢の人が、緊急時に若い警備員と比較した時、どうしても遅れを取る事が出るかもしれません。

警備員は緊急時にこそ本領を発揮し中ればならない為、それをクライアントは不安に思わないのかという事です。

 

警備会社は警備員を現場へ配属させるだけで良いですが、そこで働く警備員やクライアントは、その状況に何も思っていないのか気になります。

年齢を気にしない現場の問題

一応、私が勤務してきた現場のクライアントは、警備員の年齢に関して何も指摘する様な事はありませんでした。

その為、10人以上いる現場全てであらゆる世代の警備員さんと仕事をしてきました。

 

過去、下は19歳から上は78歳までその現場ごとでは異なりますが、幅の広い警備員さんと仕事をしました。

 

この方が、クライアントから見ても自分たちの職場と同じで、特に違和感を感じないのではないでしょうか。

全員が20歳代の警備隊や、70~80歳の警備員さんしかいない警備隊など、クライアントが指定したとしても、それぞれ様々な面で不安を感じそうな気がします。

 

唯一、問題があるとすれば年齢が違う事で世代ギャップが生まれ、それが原因で溝が出来る事です。

実際過去に、年齢の層で考え方の違いが出来、仲が悪くなる隊員もいました。

 

年齢が違うので社会的な常識も異なります。

その点、周りに同じ年齢層の警備員しかいなければ、多少の合う合わないはあるにしても、世代間での衝突はなさそうですね。

 

警備業界は、高齢の人も多く現場でも年齢の高めの人が多くなりがちです。

しかし、クライアントが「若い人に替えて」だとか警備会社が敢えて高齢警備員さんばかり揃えたりと、現場によって年齢の偏りも出やすいモノです。

 

多くのクライアントは、警備員の年齢を気にする事は無いと思いますが、もしクライアントが年齢の制限をする様になったら、多くの警備員さんに影響が出るかもしれませんね。

 

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