この現場での細密巡回は警備員にも寄りますが平均して1時間です。早い人も遅い人もいますが、体感では1時間切れないと遅いと私は思います。歩き方や火気点検などの確認の仕方など自分のペースで回るから遅くなるのかと思います。
細密巡回は時間制限がある
先日一緒に勤した隊員さんが細密巡回から戻ってきた時間は、他の隊員さんと比較すると10分ほど遅い帰着です。
この現場では細密巡回に掛かる時間は、だいたい皆同じ時間に戻って来るのですが、10分差があるのは遅い、と言える時間になります。
私が以前いた商業施設の細密巡回に掛かる時間の個人の時間差は30分位はあったと思います。
所かわれば品変わる・・と言った具合に警備会社や現場が変わればそこの現場ごとの基準があります。
特にこの現場ではよほどの異常も無いので、人によって時間がかかるような事は無く、みんな同じような時間で巡回をする事が出来るはずです。
しかも巡回時間はどこの現場でも同じ様に〇時から〇時まで、と決められておりその時間の後にはまた次の業務が待っています。
なので
「私は誰よりもしっかり細かく巡回するので、時間を超過しても仕方がないです」
というのは許可できません。
時程表で時間毎の業務が決められているので、時間を越えて細かく巡回できなければ、新人だからとのんびり巡回も出来ません。
今回相勤者が平均時間よりも遅く、警備室に戻って来たのでしょうか。
歩くペースはリズムよく
まず一つに
・この現場に配属になって日が浅い
ここの現場に配属になってまだ1年未満の隊員さんによくあるのが、巡回のペース配分をまだ掴めていない事です。
巡回路をまだ把握できずに、次どちらに向って行ったら良いか分からず考え込んでしまうとそこで時間を消費してしまいます。
予め、日中に巡回路の回り方を頭の中でひたすらシミュレーションを繰り返して1日でも早く頭に入れるようにするしかありません。
・歩きながら出来る作業で立ち止まる
細密巡回中にチェック項目がある時に、立ち止まってメモしたりする事です。慣れてくると、チェック項目がありメモを取るのに歩きながらメモをし時間を消費しないようにします。
項目が多くなればなるほど、立ち止まる時間が増えるので、そこを立ち止まらずに歩きながら出来る様になれば1秒も無駄になりません。
どちらも歩く行為が止まってしまって時間を消費してしまう事で、他の人よりも時間が掛かってしまっているのです。
巡回は慎重に回らなければいけませんが、リズムよく回れるようになるのも必要だと思います。
緊急事案に対応出来るようにする為に
一応ここでは細密巡回に掛かる時間を多めに確保しています。
万が一、緊急事案が発生しそちらに時間が割かれても巡回を終える事が出来るように組んでいます。
しかし、事案は毎日起こるような事ではないので細密巡回から戻って来ると少しの空き時間が出来ます。
なのでこの現場では、多少ゆったり巡回に時間を掛けて回って来ても問題ありません。
新人の隊員さんには助かりますね。
レギュラーメンバにとっては早めに戻れば小休止が取れる様になっています。
この様に現場によって巡回は楽そうであったり、無線を最大限使用して大忙しな現場もあるでしょう。
しかし、施設の防火、防犯の為にやっている事はどこでも同じです。
何事も起きない様、細心の注意を払って見回りましょう。