先日、夜間の細密巡回をしていた隊員さんが建物の外扉が開いているのに気づきました。もし開いたままにしていて不審者が入ったら完全に警備会社の不手際になる所でした。
外扉が開いているのに気が付かない
その日は私が休みの日で、出勤した引継ぎの時に聞いた話です。
夜中の巡回時にある隊員さんが、建物の外扉の施錠がされていない事に気が付きました。
ここの現場は外扉が開いている事が余り無いので、いつものごとく
「どうせ閉まっているだろう・・」
とロクに確認もせずに巡回していたら気が付かなかったかもしれません。
しかし、その隊員さんは巡回をおろそかにせずちゃんと確認して外扉が開いていた事を発見したのです。
もし、これが他の隊員さんであったら気づけたかどうかわかりません。
普段、隊員さん全員が「なあなあ」な巡回をしていないという確証も無いからです。
一応、立場的には全員を信用していますが中には「あやしい」隊員さんも居るので今回の発見がその隊員さんで良かったと思います。
ここの現場では外扉がひと晩開いていたからと言って不審者に侵入されるという致命的な施設ではありません。
人の出入りも少ないく、一般の人が来るような所でもないので、気が付かなったとしてもそのまま何事もなく済んでいた事でしょう。
しかし警備員、警備会社としては問題ありですけどね。
平和な現場でもあってはいけないミス
施設警備員で巡回時に未施錠の扉に気が付けない・・なんてミスは警備員失格だと思います。
警備員は巡回して火元の確認と扉の施錠の確認が仕事なのにそれが出来ないなんてそれこそ致命的です。
何のための警備員か・・
クライアントにそう言われても何の反論も出来ないでしょう。
今回、いくらまったりした現場の巡回であっても未施錠に気づかなくてそれがクライアントに知れたら問題になっていた事でしょう。
商業施設の様な防犯に厳しい現場や、ウチの様にクライアント側までもまったりした現場であってもこのミスは警備会社にとってはとても恥ずかしい事です。
そういう意味では、その隊員さんが漏れなく確認できた事は当たり前の事ですが、よくやった・・と云えることですね。
警備員としての当然の仕事をしたまで
警備員として巡回時に火元や施錠の未処理を発見する事は当然の事です。
自分の仕事を手を抜く事なくやり遂げたまでです。
これは本当に当たり前の事ですが、ウチの現場の隊員を見ているとそれが出来ない人がいるのも事実です。
研修時にはしっかりと説明したのに、気が付いたら手を抜いて自分流の仕事をしていたり、ベテランで私よりもここの現場に長く居るのにとても警備員とは思えない様な手を抜いた仕事をしていたり、ととても警備員らしくない人もいるのです。
見られていなければ、バレなければ、という思いで手を抜いているのでしょうが、普段からマジメにやっている隊員さんから「不真面目にやっている隊員がいる」と報告を受けたり、隠しているようで私にバレバレな隊員もいます。
そんないい加減な仕事をしてお金を貰おうとする気持ちが知れません。
すぐ隣に真面目にやっている人がなんて思うか、と考えないのでしょうか。
警備員としてやるべき最低限の事はやって欲しい、と思いました。