警備員はクライアントから契約以外の仕事を押し付けられがちです。本来警備員は契約に無いような仕事はやってはいけません。「ちょっと警備さん、あの〇〇やっておいて・・」普通の施設警備員さんはつい言う事を聞いてしまいがちですが、何かあった時大問題になりますよ。
契約外の仕事が日常化する恐怖
警備員はクライアントから契約に無い仕事を押し付けられがちです。
ここの現場でも契約に無いのに、いつの間にか日常化している仕事があります。
それは建物内にある台車の整頓作業です。
警備室とはやや離れた建物内にある場所の台車ですが、業者の方や従業員が日頃使用しており、時間外になるとぐしゃぐしゃに並んでいます。
そもそも時間外でも使用した人がいい加減な状態で返したりして乱雑に置かれていたりするのです。
それを警備員が気づいた時に整頓する・・
我々は時間に合わせて決められた業務をしているのですが、いつの間にかその合間に整頓、という業務になってしまっています。
いつか、クライアントに話して止めたい、と思うのですが最初に始めた時に引き受けてしまっているので、中々断りづらい現状です。
なぜ、こんな契約にもない様な事を引き受けたのか・・少なくとも私がこの現場に来た時には日常化していました。
前からそうだから、という思考停止な行動
以前、昔から居る警備員の人に聞いた所
「前からそうだったからなぁ・」
という答えしか返って来ません。
全く思考停止状態で今までやっていたようです。
なぜこんなことをしなければいけないのか。
これは契約の中に入っている仕事なのか・・
等といった考えは全くないようです。
警備員は契約に基づいて、決められた仕事を時間に沿って行うものです。
契約以外の作業をして問題が発生しても、責任は警備会社はなかなかとってはくれません。
むしろ「なんでそんな事をしていた!?」と問われるかもしれません。
そして、前からそうだったから、というその仕事に対して何の疑問も持たない姿勢・・これはいけませんね。
警備員なのに警備員らしくない仕事をしている事に気が付いて欲しいものです。
契約内容を知らない警備員
そもそも警備員は契約書の内容を知らない事が多いと思います。
少なくとも私は商業施設の現場に配属し、仕事をしている時にそういうものは一切見た事がありません。
まあ、誰の目にも見える場所にあるようなものではないのでしょうから当たり前ですかね。
しかしこの現場では誰でもその契約書を確認する事が出来るのです。
なので、「え、毎日やっていたあの仕事って契約に載ってない・・」とすぐに分かるのです。
にも拘らず、私がこの現場に来た時にその仕事が契約にあるものかどうかよくわかってない人が何人もいました。
ただ頼まれたからやり続けていた・・
こんな用務員の様な仕事の仕方をしていてはとても警備員とは呼べませんね。