施設警備の現場で業務中にもかかわらず隊員同士のケンカが発生する瞬間とはいったいどんな時なのか

施設警備員同士がケンカをする事は、残念ながら珍しい事ではありません。今まで勤務してきた現場で必ず隊員同士のケンカは発生していました。お互いに手が出る様な最悪な状態まではいかなくても、険悪になるか顔を合わすたびに口喧嘩をするかといった具合です。そのケンカは仕事中、どんな状態でケンカが始まるのでしょうか。

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仕事中にケンカが発生する時

施設警備員同士でケンカになるという事は、別に珍しい事ではありません。

特に施設警備員の現場によっては、20人近くの警備員の集まりでもあるので、中には性格の合わない人もいるでしょう。

 

しかし、仕事中にケンカが発生する瞬間というのは、お互いがその場いるから発生するモノであって、顔も合わせない状況ではケンカは発生しないものです。

そんな施設警備員同士がケンカになるシチュエーションとはいったいどんな場所なのでしょうか。

 

施設警備員は基本的に業務は一人で行っています。

同じ施設で10人勤務していても、その10人は一斉に同じ仕事はしていません。

 

一人は店内巡回に出ていたり、もう一人は防災センター前で出入管理の業務をしており、またその防災センター内では店内を映す防犯カメラを見て、設備に異常が無いか目を光らせています。

中には、稀に店内巡回を複数人で行っている所もあるでしょうが、二人並んで巡回するというパターンも、新人の研修中でもない限りないのではないでしょうか。

 

この様に一見、施設警備員は隊員同士が険悪になる様な状況は無い様な感じがします。

ですがどこの現場でも警備員同士のケンカが絶えないのはなぜでしょうか。

それは、業務中の無線のやり取りや、業務交代時での引継ぎの伝達方法、また仕事のミスの頻度など、ちょっとした事が積もりに積もってケンカになるのです。

たかが1~2分しか顔を合わせない

多くの施設警備の現場では、交代で業務を行っています。

その交代時に、交代する次の隊員さんに引継ぎをするのですが、今まで見てきた現場でケンカが一番発生する瞬間はこの「引継ぎ」の時が多い気がします。

 

業務中はそれほどお互いが干渉はしなくても、この交代の引継ぎの時はお互いが相対し言葉を交わします

この引継ぎは、引継ぎ内容が多い場合もありますが大抵、1~2分程度で終わるものです。

 

以上が無ければ「異常ありません」の一言で済みますが、そうでない場合は内容を把握しなければなりません。

この時に、お互いが余り良い関係でない隊員同士の場合だと、日ごろの鬱憤が溜まっていた場合、爆発します

 

相手の言葉も気に障るくらい嫌っていると、そこで口喧嘩が始まるのです。

この時の理由は本当にくだらない事が切っ掛けになっている事でしょう。

まあ、ケンカをする位だから元々お互いが良い印象を持っていなかったので、いつケンカになってもおかしくは無いのですがね。

 

施設警備員は、この引継ぎのたった1~2分程度顔を合わす瞬間にケンカになる場合が多いと思います。

雑多な人の集まりだからケンカになる

そもそも、なぜこんなくだらない事でケンカになるのかというと、以前もお話したと思いますが、施設警備に限らず警備業界というのは色々な性格の人が集まって仕事をしている業界です。

 

世の中の職業というのは、その道に適した人が集まって仕事をしている事が多いです。

そこでは性格も感情も似た様な人が集まる傾向にあり、その場に合わなければ一人だけ職場で浮くので、その人はそこから抜けて他所へ異動する事でしょう。

 

しかし、警備業界はこの様なあらゆるジャンルの人が集まっている業界です。

警備業界に来る全ての人が、何か「警備」という仕事に崇高な思いがあって来るのではなく

 

「警備しか仕事が無かった」

「ここしか雇ってもらえなかった」

「とにかく稼ぎたい」

 

などと業界に来る人の理由は様々で、警備会社が面接をして採用する際に100人雇った時にその100人もみな同じ前職ではありません。

国内にあるあらゆる職業の人たちを採用していると思います。

 

そんなあらゆるジャンルの人が集まった職場で、問題が起こらない方が珍しいのではないでしょうか。

今まで警備員同士の色々なケンカを見てきましたが、決してお互いが仲良くなれるような性格ではありませんでした。

 

別に誰とでも仲良くなれとは言いませんが、人にはそれぞれ性格があり、時には自分とは相いれない様な人も中には居るのです。

そんな人たちが警備業界では集まりやすい為に、どこの現場でもケンカが発生するのだと思っています。

 

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