施設警備の求人に来るのは60歳を過ぎたお年寄りばかりだが全員が警備員として通用するとは限らない

先日、営業所の内勤の方と話す機会があり、現場が若干人手不足だという事を話したら、最近は面接に来るのは高齢者ばかりで、しかも全員が必ずしも警備員としてやっていけるか怪しい為に中々採用までに至らないと聞きました。しかも、新任教育中にドロップアウトしてしまう人も少なくなく、現場に十分な人を配属させるまでが難しいと聞きました。

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求人を出しても来ない

先日、営業所の内勤の方と話をした時、現場にもう少し人員を送って欲しいと話しました。

緊急で人が足りない訳ではないのですが、あと一人居れば全員が残業をしなくても働ける状況なのです。

 

現状では、毎月全員が残業ありきの勤務になっているので、もし一人でも退職者が出たら現場は崩壊します。

現場の警備員さんは高齢の方が多いので、いつ何が起きるか分かりません。

 

そうならない為にも、あと一人補充して貰って無理の無い配置にしたいのです。

内勤の方にそう話したところ、最近の求人の実情を教えていただきました。

 

まあ、以前から似た様な傾向にあったようですが、最近は特に求人を出しても60歳以上の高齢者しか来ない様です。

しかも、人生の先輩でもある年齢なのでさぞ経験豊富でしっかりしていると思いきや

 

警備員として働けるか怪しい人も多いようです。

色々な職を転々として流れ着いてきた様な人も少なくない様で、例え採用しても長続きしないか、配属先で問題を起こしてしまうのが想像できるので、怖くて採用できないと聞きました。

 

確かに、最近では若い警備員さんが配属されてくる事は殆ど無く、来る人は殆ど60歳以上の人ばかりでした。

しかも、警備員として立派に続く人も居ますが、クライアントからクレームが入って出入り禁止になった人も居ます。

 

人生を後半も過ぎて、世の中を良い意味で上手く渡れるはずかと思いきや、歳の割には常識が無かったり、仕事の覚えも遅かったりと他の高齢の警備員さんと比べても「う~ん・・」とうなってしまう様な人も居るのです。

応募があっても高齢者でしかも・・

せっかく、求人を出して面接をしても「普通」の人とは外れた感じの人が良くエントリーしてくるようで、とても現場に行かせられない、と聞きました。

まあ、現場側としては別に高齢の人がダメ、といっている訳ではありません。

 

むしろ高齢の人の方が、人生経験もありお客様に対しても失礼の無い様な対応が出来ます。

その点、20歳代の若い人だと同僚の警備員に対しても常識な態度が取れなかったり、お客様に対して失礼な態度を知らず知らずのうちにとってしまっている事もあります。

 

なので「普通」の人であれば高齢の警備員さんでも問題ないと思っているくらいです。

実際、高齢の新人警備員さんでとても素晴らしい人も今まで何人も出会ってきました。

 

反面、若い警備員で困った事もあったので、多少業務にあやしい行動のある高齢の警備員さんでも受け入れる覚悟はありました。

しかし、面接の時点で「現場には送れない」と思えるほどヤバい高齢の応募者もくるそうです。

 

多くの高齢の応募者の面接をして、わずかに残った人を新任教育として育て現場へ配属するのも一苦労な様です。

現場に新人を送るのも難しい

今や若い人はほとんど来ず、高齢の応募者でさえヤバい人が来る現状は、営業所ではさぞ大変な事だと思います。

いくつもの現場で「人手不足」の為に人員補充の連絡を受ける中、来る人来る人、警備員としても勤まらなさそうな人では採用すら出来ません。

 

10人面接して、現場へ配属へ送り出せるまで残るのは1人いれば良い方、というくらい大変な様です。

しかも現場へ送り出せたとしても、現場で先輩警備員にいじめられたり「なんか思っていたのと違ったので辞めます」なんて言われたら

 

「今までの苦労は何だったんだ・・!」

 

と思う事でしょう。

そんな営業所の苦労を知らない現場の警備員は「また新しい人を送ってもらえばいいや」位にしか思っていないかもしれません。

人を1人現場へ送り出す苦労を知っていれば、新人の警備員さんを使い捨ての様な扱いをする事はととてもできませんよね。

 

どんな新人の警備員さんであっても、現場へ配属されて来るまでに非常に大変な思いをして送り出してきた人がいる、という事を忘れてはいけませんね。

 

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