集団として働く警備隊の警備員よりも一人現場で働く警備員さんの方が合っている人の特徴とは

今現在の職場は警備隊として、何人もの警備員さんと一緒に仕事をしている現場です。現場によって人数は異なりますが、平均して10人前後の警備隊が多いのではないでしょうか。そんな警備隊の中に、集団で仕事をするよりも「一人の現場」で働きたいと希望する人もいますが、勤まりそうな人とそうで無い人に分かれています。

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集団よりも一人で働ける現場はある

警備員の仕事を探している人の中で、一人の現場の仕事を希望する人をネットで見かける事があります。

恐らく、他の警備員さんと働くのが嫌なのだと思います。

 

ベテランの警備員が新人警備員にうるさい、だとか古参の警備員が偉そうにするのがイヤ、などまあ、半分は当たっている様な情報も見かけます。

そんな他人の仕事振りに対してうるさい人がいない、一人の現場ならのびのびと仕事が出来るであろうと云う所でしょうか。

 

確かに、施設警備の現場では、警備員一人で管理する所もあるでしょう。

社内でも、警備員一人で勤務している現場があるのを知っています。

しかし、一人で働けるといっても営業時間中の建物内での勤務なので、周りには施設の利用者、そして事務所にはクライアントの従業員も大勢おり、そういった方のたくさんの目のある所で働くので、とてもまったりしているとは言い難いです。

 

まあ、それでも世の中には誰も居ない館内に警備員一人だけで、誰の目にもつかない様な一人現場の仕事もある事でしょう。

しかし、そういった人の目の無い様な所ほど、警備員としての実力が高く求められたりもするのです。

業務改善を次々に実行できる人

警備員が一人しかいないので、何かを改善しようにも業務をより良くしようにも、自分が行動するしか変化を起こしようがありません。

一人の現場の場合に、警備員としての仕事の効率が悪いと気付いても、それを改善できる実行力が無いと、ずっと面倒なやり方を続けるしかないのです。

 

以前も、警備隊として所属していたある高齢の警備員が「こうすれば仕事がもっと効率化する」と勝手に業務改善をした事がありました。

しかし、その改善を警備隊で共有化せず、一人だけ変更していた為に、全体の業務がメチャクチャになった事がありました。

 

率先して改善しようとする行動力は良いのですが、集団で仕事をする時に間違った行動を取ると、足並みが揃わず全体に迷惑がかかる、という事まで考えられない警備員さんもいるのです。

ですが、一人の現場であれば「良い」と思った改善は積極的に行っても問題になりません。

 

人によっては、改善する行動力のある人は、一人の現場の方が合っている場合もあるのです。

トラブル発生時に一人で対応できる人

一人の現場で一番なくてはならない事は、警備員として物事を解決する知識と経験があるか、という事です。

一人の現場で勤務する、という事は何かあっても基本的に頼る人は誰も居ません。

 

警備員一人という事は、事案が発生しても同僚と協力して解決するという事ができないのです。

火事が発生しても、火災現場を見に行く人と、消火活動をする人、避難誘導をする人、館内放送を入れる人、消防機関へ通報する人、これら警備隊であれば同僚と連携できていた事が「全て一人で実施しなければならない」のです。

 

施設警備員として建物を管理する業務を一人の警備員が行う、というのはかなりハードな業務になります。

一人現場によってはこれらの業務をする必要はない、となっている所もあるかもしれませんが、何か事案が発生した時に一人しかいない、というその瞬間は非常に心細い事です。

 

そういった事から、多くの一人現場の警備員さんは、一通りの業務を習得した人でないと配属させられない、という警備会社も多いと思われます。

先程も説明した通り、中には警備員にそれほど重要な業務を負担させない様な現場であれば、まだ日の浅い警備員さんでも配置させてもらえると思います。

 

私は15年近く施設警備員として働いてきましたが、いくら配属された警備員の業務の負担が少ない現場を紹介されたとしても、一人の現場というのはやはり不安は残るので、警備隊として大勢の警備員さんと一緒の現場で働きたいと思います。

 

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