どこの現場にもいると思いますが、警備業務の失敗をよくする人とそれに気づく人と気づかない人。この3者はお互いが補完し合えれば、警備員としてまた現場としてのレベルが上がるのですが、何度指導しても失敗を繰り返してしまい現場のレベルが上がりません。
失敗は誰にでもあるモノ
施設警備の業務に限らず、仕事で失敗をする事は誰にでもあります。
新しい業務にまだ慣れておらず失敗をしてしまったり、自分のレベル以上の業務を任されて上手く出来ないなど理由は様々です。
今の現場でも仕事の事で失敗してしまう隊員さんがいます。
従業員が出勤して来る前に点灯させなければならない照明があるのですが、点灯させる箇所をよく間違えたり、報告書を作成するのに記入漏れがあったり、と他の隊員さんに比べて失敗が目立ちます。
失敗をする度に私が指摘するのですが、その瞬間は反省していますが、次回また似たようなミスをしてしまうのです。
彼の日頃の勤務を見ていると、他の隊員さんと比べても十分活躍しているので、大目に見ても良いとは思ってはいます。
まあそれでも、これらのミスがなくなれば全く問題ない警備員さんになれる分、勿体ないですね。
そしてそんな彼と同じくらい残念な隊員さんがいるのです。
失敗に気づかずフォロー出来ない警備員
仕事上のミスををよくする隊員さんと同じ位、残念な隊員さんとは
それは
「誰かが仕事の面で失敗した事に気づかない隊員さん」
です。
失敗する人とそれに気づく人、そしてその失敗に気づかない人です。
失敗する人と気づく人は、その二人が機能すると失敗を乗り越え、現場のレベルが上がるのですが、その失敗に気づかない人は、現場のレベルが上がる事に何の貢献もしていません。
むしろ、レベルが上がった事にさえ気づいて居ないのです。
周りの出来事に無関心なのか、観察力が低いのではないかと思われます。
実はこのタイプの人が、一番現場に貢献していないのです。
何かに取り組んでは見たが失敗した。
仲間が失敗した事に気づいて修正した。
この両者は、現場の業務に対して向上心がありますが「気づけない人」は何かに取り組むことも無ければ人の失敗に気づいてあげられていません。
ただ、教わった仕事を毎日繰り返すだけなのです。
前進もしなければ後退もしない。
一見良さそうに聞こえますが、教わった仕事のレベルが低ければ、それ以上レベルの低いままの警備員になってしまうのです。
教えられた以外の事はやらない
周りにこんな警備員さんいませんか。
何度も失敗する警備員の成長
確かに仕事を毎回失敗する警備員さんは、周りに迷惑をかけてしまっていると思います。
しかし、最終的にその失敗を乗り越えて成長出来れば結果オーライです。
誰しも一度やらかした失敗は「二度とすまい」と気を付けるのが普通です。
しかし、残念な事にウチの現場にいるやらかしてしまう隊員さんは、二度あることは三度ある、と同じ失敗を繰り返してしまう傾向にあります。
もともとの性格だとは思いますが、一つのモノに取り掛かると今までやっていた事が抜けてしまう、という症状がみられます。
毎回やらかすわけではなく、忘れたころに同じ失敗をするという感じですね。
これさえ改善できれば、立派な隊員さんになれると思うのですが、元からの性格なので、今後もこの失敗はそう簡単には治りそうにありません。
現状、他の隊員さんと比べても十分貢献して頂いているので、この辺りは大目に見ている状態ではあります。
いつかは彼もどこかの現場で隊長になる事があるでしょうが、今の調子では下の者に負担をかけるか、頼りないとみられて誰もついてこないかもしれません。
まあ、本人も自覚はしている様なので今後の成長に期待したいところですね。