警備員の国家資格でもある警備業務検定。警備員の分類ごとにこの資格はあります。施設なら施設警備業務検定、交通誘導なら交通誘導警備業務検定など、全6種類あります。この資格が有れば転職や収入アップに役立つ事がありますが、何も全ての警備員さんがこの資格を欲しているわけでも無い様なのです。
警備業務検定は全部で6種類ある
警備員には国家資格でもある警備業務検定というものがあります。
これは1級と2級合わせて全部で6種類あります。
この資格は一度取得してしまえば、更新や返納制度というものは無いので、何年経っても資格を持った警備員という肩書で仕事をする事が出来るのです。
その代わり警備業法的な重大な違反をしたり、資格を持った警備員というあるまじき行動をし、警備業協会やもしくは公安委員会などから返納を求められる様な事があった場合は、資格を失効する事になるかもしれません。
今まで周りで、警備業務検定の資格をはく奪された様な人を見た事がないので、返納や失効する時の状況を説明する事は出来ません。
もし、今後その様な出来事を見かける様な事があれば紹介したいと思います。
この警備業務検定という資格が有れば、資格手当てとして収入アップや、別の警備会社へ転職した時に役に立ち、また現場での業務としては「隊長職」についても十分やっていけるほどの知識と技能があるとされています。
そこまで聞くと、警備員の誰もが欲しいと思う様なものだと感じますね。
全ての警備員が資格が欲しいわけではない
警備業務検定の資格が有れば、色々良い事ばかりな様な印象があり、誰もがこの資格を手に入れたい、と思われる事でしょう。
しかし、周りの警備員さんを見ていると、少なくとも全員資格が欲しいと思っているわけではないのです。
資格手当てのおかげで収入が上がる、転職に有利と聞いても、それでもなお「資格は要らない」という警備員さんもいます。
その人らに何故かと話を聞くと、返ってくる大半が
「この歳になって勉強するのが面倒くさい」
という事でした。
会社によって資格手当ての金額は異なります。
低い手当てと試験勉強をする事を比べた時、まず合格するかどうかわからないのと、その為に勉強する事の面倒くささの方が上回る様です。
そして、資格を取ってまで何年も警備員の仕事を続けていくか分からない、また60歳も過ぎて資格を取ってもこの先何年働けるか分からない、と答える人は多いです。
その人が警備員として役に立つ仕事をしていて、会社も「この人なら」という思いで推薦したにもかかわらず、これらの理由で辞退してしまう人も居るのです。
会社と警備員個人の思いは異なる
警備業務検定を受けるにあたって、各警備会社へ受講者の人数が割り振られています。
1回開催するごとに定員が決められているので、数ある警備会社が受講を希望しても、1社あたり数人の枠しか貰えません。
名のある大きな警備会社ともなるとこの枠は多くなりますが、弱小の警備会社となると1人しか受講枠が無いなんて所も・・
これでは、その警備会社に良い人材が何人も居て全員受講させたい、と思っても不可能なのです。
そうなると警備会社としては、与えられた少ない枠をこの人なら合格できるだろう、という人物に受講させようとするでしょう。
しかし、その優秀だと言われる警備員さんは、先ほどの例の様に長く警備の仕事はしないからだとか、もしくはもう年なので今更資格を取っても意味が無いから、という理由で辞退してしまうなんて事もあるのです。
会社は少しでも優秀で合格しそうな人に受けさせたい、しかしその警備員さんはそんな気はない、というすれ違い。
反面、警備員として仕事をしていてクレームやトラブルが多く、不安のある人が受講を希望し、いざ受けさせても思った通り不合格・・。
こんな光景はどこの警備会社でもある話です。
結局、警備会社側と試験を受ける警備員側とは、なかなか思いが一致しない事が多いのです。
警備員の資格を取得する事でもっと魅力だと感じる事があれば、色々な理由で辞退していた優秀な人も、積極的に受講してくれるようになると思うのですがね。