施設警備員は当直勤務のある現場があります。24時間職場に拘束され翌朝帰宅できるのです。普通の人は1日に一度はお風呂化シャワーを浴びて、その日の汗を流していると思います。しかし、施設警備の現場によっては1日汗を沢山搔いても風呂も無ければシャワーも浴びる事が出来ない場合があるのです。
施設警備の当直勤務のキツさ
施設警備員が当直勤務に入ると、1日中仕事をする事となります。
季節や現場にもよりますが、1日仕事をしていて12時間もしない内に制服は汗びっしょりになります。
大型商業施設の勤務の時は、夕方を迎えるまでにすでに制服は汗びっしょりになっていたなんて日もあったものです。
そう、職場によっては当直勤務でなくても制服は汗でびしょ濡れになり、たとえ昼間であってもその時点で「シャワーを浴びたい」という気持ちになるくらいでした。
しかし、そんな時間もあるわけではなく、またその現場には「警備員が使用できるシャワー室」などあるはずも無く、制服が汗を吸いきって乾くのを待つしかなかったのです。
そんな制服を着たままになるので、当然その警備員の近くに寄れば、汗臭い匂いを発しているのです。
個人差はあるが体臭がすごい人もいる
警備員が汗臭いのはこの様な、汗を吸った制服を着ているからです。
汗を掻く量や、体臭などは個人差があるので、同じ様な仕事をしていても、人によってはそれほど匂いわない人もいたかもしれません。
しかし、周りはみんな同じ様に汗を掻いた制服を着続けていたので、みんな臭っていたと思います。
そんな中、やはり汗かきの人や体臭のきつい人は、周りの人よりひと際、匂いを放っていたと思います。
誰もお互い様だという事は分かっていたので、匂いのきつい人を責める様な事はしませんでしたが、それとなく気付かれない様に避けていたと思います。
特に当直勤務の時は、1日ずっと働いてきているので、制服の匂いもピークに達しています。
しかしそんな現場にも拘らず、汗を掻いた体を洗い流す様な設備は無かったのです。
シャワーを浴びる事が出来ない対策
設備員や警備員など、施設に長時間勤務する事が分かっていながら、彼らが使用できるシャワー室などが敷設されていない建物は、個人的にはハズレ現場だと思っています。
警備員などの職場環境を無視した建物のつくりは、クライアントも警備員の事に気を掛けていない場合が多いです。
当直勤務をさせているのにもかかわらず、シャワーを浴びる設備を用意しないのなら初めから当直勤務をさせない様な契約にして欲しいですし、警備会社もそれなりな交渉をして欲しいのですがね。
それが出来ないのであれば、もう現場で働く警備員が何とか汗による体臭の対策をしなければなりません。
汗を掻くのは仕方ない、そしてその汗を流す設備すらない、そうなると搔いた汗を少しでの匂いに繋がらないような対策をするのです。
一番良いのは、汗を吸った制服を着替える事です。
制服が汗を吸って匂いを出すので、その汗を吸った制服は着替えてしまうのがニオイを抑える事になります。
あ、もちろんその時に体の汗をふき取るのは当然です。
また、消臭スプレーや汗拭きシートもかなり有効です。
これらを使っている人とそうでない人とでは、匂いを発する程度がかなり違います。
制服を替える事が出来なくても、消臭スプレーと汗拭きシートを使うだけで匂いが消える場合もありました。
これらの対策をする事で、シャワー室の無い現場でもなんとか「あの警備員はいつも汗臭い」なんて言われなくなると思います。
これから梅雨も明けて夏のシーズンが始まります。
もし、シャワー室の無い現場で働く事がある様なら、体臭対策をしっかりと行い、すれ違う人に不快感を与えない様にしたいものですね。