その警備員が椅子に座らない理由

先日、ある警備員さんが受付で椅子に座らずに立っていました。初めは偶然立っている所を見かけただけなのかと思いましたが、しばらく経った後でも同じように立っていました。実は彼には立たなければならない理由があったのです。

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その椅子には座れない

初め見た時はなぜ立っているのか分かりませんでした。

偶然立っている所を見かけただけなのかと思うでしょう。

しかし、彼はその後も1時間ずっと椅子には座らずに受付の場所で立ち続けたようです。

 

彼には椅子に座れない理由があります。

それは

 

潔癖症の為、他人の体臭が付いたものに触りたくない

 

今まで彼がそこまで潔癖症だとは思いもしませんでした。

以前はちゃんと椅子に座っていた気がしますが、きっと我慢していたのでしょう。最近は気温も上がり、椅子に他人の体臭が付くのが気になりだしたのでしょうか。

 

しかしここで言っておきますが、他人の体臭が気になると言っても、普通の人からしたら何も匂いません。

現在、ここの現場にはそこまで体臭のきつい人はいません。

なので椅子から匂いがするというのは誰も気がつきません。

私も「え、椅子って匂うの?」と思ったくらいです。

 

どうやら彼にはその椅子から他人の体臭が出ているのが嫌で、座りたくない様です。

装備品以外にも共用利用できないもの

椅子に座りたくないのは分かりましたが、以前にも話したように警備員は共用で使用する装備品があります。

身体にまとうものや、ヘルメット、防寒着など警備会社にもよりますが、様々な装備品があります。

 

こういったみんなで身に着ける備品がたくさんある職業で、潔癖症な人が働いていく事はとても大変な事でしょう。

私もキツイ匂いのついた装備品はさすがに着たくはないと思いますが、普通の人がそう思うくらいなので、彼からしたらそれは相当な抵抗感があると思います。

 

普通の会社員の人は、職場で同僚が着たものを自分も着る、という備品はあまりないように思います。

 

彼にしてみれば、警備員になってまさかこんなにたくさん、他人が身に着けたものを自分も着なければいけないなんて思いもしなかった事でしょう。

 

私としては、彼には今後も同じ職場で一緒に勤務して行きたいと思うので、なんとか彼も安心して勤務できるような解決策がないか色々考えている状態です。

潔癖症でもやっていけるか

警備員が潔癖症ではやっていけない・・。

 

普通に考えたら他人が着たものが切れないのなら警備員としてやっていくのは難しいだろう、と思うのが自然です。

 

業務の規則で、装備品を身に着けて勤務するのが警備員です。

 

それが「自分だけは着れません」という主張はなかなか通らないでしょう。

だからと言って、仕事ができる人材をそんな理由で外すのはもったいないです。

 

これで、仕事が出来ない様な人だったら今回私の考え方も違っていたかもしれませんが・・。

 

しかし、仕事とは関係のない事で業務に支障が出るからと、警備員は無理だと切ってしまうのは、人手不足の業界としてはやってる事がおかしいです。

 

今後、何とか良い解決策がないか会社とじっくり相談していきたいです。

 

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