単身赴任の警備員の苦悩

家庭持ちの警備員さんの中には、自宅から通える距離でなく「単身赴任」というかたちで勤務している人も居ます。役職のある方は珍しい事ではないかもしれませんが、中には一般隊員で単身赴任の警備員さんもいるのです。

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独り身と所帯持ちの警備員

今ウチの隊には単身赴任で勤務している隊員さんがいます。

当日で往復できるような距離ではないので、帰郷しようとすると数日は休みを取って帰るしかありません。

彼は所帯持ちではなく独り者なので、遠方の勤務でもそれほど問題はなさそうですが、営業所の中の内勤者の人に所帯持ちで単身赴任をしている方がいます。

 

どちらも地元を離れて、知らない土地で仕事をしているのですが、所帯持ちの私としては単身赴任は出来れば避けたいと思っています。

子供がまだ学生で独り立ちしていないのと、単身赴任をする事で家計を圧迫する要因にもなるからです。

 

これが独身者であれば、実家通いを除いて家賃を払うのは地元でも遠方でも同じ事なので、単身赴任でも気にならないと思います。

独り身と所帯持ちではこの差は大きく、私がもし独り身であれば遠方での勤務でも行っていたかもしれません。

 

またウチの会社では、遠方の勤務になる隊員には、会社で用意した寮があるのでそこで家賃を安く済ませられるのであればなお良いでしょう。

さらに自社では無い制度ですが、遠方の勤務者に対して何か手当の様なものがあれば自分から喜んで遠方の勤務へ行くかもしれません。

条件次第では有りかも

誰もが地元で働く事を希望すると思いますが、中には条件さえよければ遠方でも良い、という人がいるかもしれません。

条件というのは会社によって色々あるでしょうが、自社では遠方の勤務になった隊員が、会社の用意した寮へ入るのなら家賃が多少安くなるようです。

 

これは独り身の人にとっても、所帯持ちの人にとっても良い条件ですよね。

自分で不動産屋へ行って契約するより、だいぶ安い金額で借りられ、会社の用意する寮は通常勤務地から近い場合も多いので、なお助かります。

今の現場の寮も勤務地から近く、家賃も相場よりも低い金額なのでそれは大助かりでしょう。

 

また会社によっては遠方での勤務者に対して何かしらの手当がついて、地元で勤務するよりも多少給料が高くなったりもするらしいです。

全ての警備会社がその様な制度があるわけではないですが、寮に安く入る事が出来、さらに手当まで貰えるとなると悪い話では無いですね。

 

先ほども自社には無い制度だと言いましたが、内勤者で役職に就いている様な人は、本当かどうか分かりませんが手当てがあるとかないとか・・。

まあ、役職者は現場で働いている様な一般の警備員とは違うので、そういった手当てがあっても何の不思議もありませんが。

 

もし、1級の資格を持っておりそれなりに施設警備の経験がある様な私が、所帯持ちにもかかわらず「遥か彼方の遠方の勤務地へ行ってくれ」なんて言われた時、給料や待遇などの条件が良かったら恐らく行ってしまうかもしれません。

自炊出来るかで生活に余裕が生まれる

単身赴任で遠方の勤務地へ行った時、困るのがやはり生活費でしょうか。

警備員は今どきそんなに稼ぐ事は出来ません。

 

万が一、好条件でいくらかの手当が出たとしても家賃を払っての生活ではそれほど贅沢は出来ません。

そんな時、お金を少しでも浮かせるにはやはり自炊できるかにかかっていると思います。

 

外で食事を済ませるだとか、コンビニで弁当を買うにしても自炊に勝るものは無いと思います。

自分で食事を作る、という事は今だと60歳以上の人だと中々できる事ではないのでしょうか。

若い頃に一人暮らしをした事のある人なら可能でしょうが、自宅で誰かしらに食事を作ってもらって、自分では炊飯器のボタンすら押した事が無い様な人では、自炊はハードルが高いかもしれません。

 

しかし自炊をして食費を抑える事が出来れば、外食三昧の人よりは生活に余裕が生まれます。

タバコやお酒をたしなむ人にとっては、毎月の出費はかなりのものです。

食費が抑えられれば、その分好きなものにお金が使えるので、充実した生活を送れますね。

 

周りの警備員さんを見ていると、遠方から来ている隊員さんに限らず、独り身の人の多くが外で食事をしたり、コンビニ生活をしています。

所帯持ちの高齢の人を除いて、自宅で食事を作っている人はもしかしたらいないかもしれません。

それでみんな「給料が少ない」だとか「毎月お金がカツカツだ」などと言っています。

 

それならば、お金を有効に使えるような努力をすればよいのに、なかなか行動に移せません。

今までやって来た無駄な使い方から脱却できないのです。

確かに貯金できるほど給料は頂いていないかもしれませんが、もう少し余裕のある生活が出来るような努力をしても良いだろうに、と思ってしまいます。

 

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