ここの現場には警備員が10人以上おり、それぞれ色々な性格の隊員がいます。その中でも先日一人の警備員を観察しましたが、勤務態度でやる気のテンションの低さを感じ取る事が出来ました。日頃から見ていて気になっていたのですが、昨日一緒に勤務してそれが良くわかりました。
一日中気だるそうにボーッとしている
今回観察していた警備員は前から勤務時間中ずっとボーっとして覇気がありません。
出入管理中のお客様への対応時も元気がなく暗い感じの態度です。
他の隊員はごく普通の対応をしているので、そのギャップで余計に彼の暗さが目立っていると思います。
業務の面では仕事に穴をあける事もなく、勤務中も自分の業務は失敗なく行っているのでそれほど不満はありません。
まあ、接客の対応が暗い時点で業務を失敗しているのではないか、と言われればそれまでですが・・。
元気があり過ぎてテンションが高すぎる警備員も嫌ですが、今にも死にそうな暗い表情で対応された来客者が不憫でなりません。
やはり施設を守っている警備員という仕事上、元気がなくボーっとしているような警備員を見たら仕事上の失敗が無かったとしても、何となく頼りがいが無いような気がしてしまうのは私だけではないのではないでしょうか。
「体質だからしょうがない」
と言ったとしても、仕事の時間中に影響が出るほど元気が出ないなら、一度病院で診察を受けた方が良いのではないかと心配してしまいますね。
いつもだるそうにしており、元気がなくいつも眠そうにしている・・。
これは何かの病気なのではないかと思うのですが。
そうかと思えば、受付に偉そうなお客様が見えると急にシャキッと背筋を伸ばししハキハキと受け答えをするので、実は日頃は怠けているだけなのではないかと疑ってしまってもいます。
相勤者との会話を極力避ける
そんな彼は勤務中、一緒に勤務している警備員たちとはあまり会話をしようとしません。
気になる話題だとそれなりに話もしますが、基本的に事らから話を振らない限り会話の切り出しは殆ど相手側のようです。
見るたびに、ねむそう、だるそう、いつも疲労していそう、な空気を出しているので知らない人が見たら機嫌が悪そうに見えるかもしれませんね。
実際会話をしてみればとりあえずは受け答えをするので、悪い人でないんです。
やはり先ほどの雰囲気から会話をするのも面倒臭い、ような印象を受けるので休憩時は誰とも話さないで済む仮眠室へ閉じこもってしまっています。
日頃から眠そうでもあるので、もしかしたら本当に眠くて仮眠室に入っているのかもしれませんが。
下番時は挨拶せずに帰る
そんな誰とも関わり合いたくなさそうな彼は仕事が終わり、いざ下番する時間が来るとそそくさと着替えていつの間にか警備室からいなくなっています。
普通はみんな帰る時に軽く会話をしてから「お先に失礼します」とあいさつをして警備室を出ていきます。
いや、これが普通ですよね。
私を始め他の人も殆ど黙って帰る人はいません。
それは社会人としてのマナーだと思っています。
警備員に社会人のマナーはあるのか・・という話は別にして、少なくとも挨拶は必要だと私は思います。
彼も毎回黙って帰って行くわけでは無いのでまだ良いですが、気づいたらいなくなっている状態は他の隊員からもよく耳にします。
もしかしたらボソボソっと口にして帰っているかもしれませんが、自分にしか聞こえないような声では言っていないのと同じですよね。
そんな言った言わないという不毛な指摘を受ける位なら、初めから皆に聞こえる声で言った方が面倒がなくていいと思いませんか。
そもそも彼が小さな声で言っているのかさえ疑問ですけどね。
彼を見ているとこの仕事に対していい加減な気持ちでやっていないか心配です。
勿論直接聞けば「まじめにやっていいます」という答えが返って来るのは分かっていますが、それを聞くという事は私が彼に対して疑いの目を持っているという感情を持たせてしまうので言い出せません。
とりあえず、私から見て今の所はまだ大丈夫だろうと思います。
プライベートな悩みも話せる中ではあるので、本当にやる気が無くなってきたらきっと彼の方から打ち明けてくれると思います。
久しぶりに一緒の勤務に入って、彼の行動を観察した一日でした。